その他
富士フイルムBI 海外とITソリューションを軸に成長 売上高8200億円、営業利益率10%目指す
2021/04/28 16:47
週刊BCN 2021年05月03日vol.1873掲載
売上高の伸びしろは、富士フイルムBIが新しく進出する欧米市場にある。富士フイルムグループの販売チャネルに加えてOEMや代理店チャネルの開拓を進めており、「すでに引き合いはきている」(真茅久則社長)と手応えを感じている。昨年度までは旧富士ゼロックスと米ゼロックスが営業地域を分け合っていたが、今年度からは富士フイルムBIとして全世界に進出可能になった。
もう一つの成長エンジンはITソリューション(ITS)やサービスで、複合機をゲートウェイとした情報共有基盤や、中小企業向けのIT支援、情報セキュリティサービス、AIを駆使した紙文書の電子化などに力を入れる。中期経営計画の期間中、複合機やITSの設備投資・研究開発費で計2340億円を投じるとともに、ITS分野ではM&Aにも積極的に取り組む方針だ。(安藤章司)
- 1
関連記事
富士フイルムビジネスイノベーション、新ブランド「Apeos」から新製品発売
富士フイルムビジネスイノベーション 新体制が始動、世界市場をターゲットに 新製品も続々投入、国内は地域密着で勝負