エクセルソフトは、データサイエンス、機械学習、AI向けPython/Rプラットフォームを提供する米Anacondaと販売代理店契約を結んだ。「Anaconda Commercial Edition」のエンタープライズ向けライセンスを8月20日から日本国内で販売している。


　Anaconda Commercial Editionは、Anacondaチームが厳選したCondaパッケージとメタデータを使用し、オープンソースの革新性を商業組織で活用することができる。また、7500以上のAnacondaで構築されたデータサイエンスや機械学習パッケージの商用パッケージリポジトリをインフラにミラーリングすることで、エンタープライズプロジェクトで使用するアーティファクトの品質管理が可能となる。

　Anacondaの万全なセキュリティによって、データサイエンスや機械学習のパイプラインから脆弱性や信頼性の低いソフトウェアを排除するだけでなく、Condaの署名検証でパッケージの信頼性に関する情報を提供する。

　さらに、この検証ステップによってソフトウェアのサプライチェーンの多くの潜在的な単一障害点が排除され、中間者攻撃による顧客のシステムへの影響を大幅に軽減することができる上、ミラーやコンテンツ配信ネットワークの侵害、TLSの誤設定などによる顧客のシステムへの影響を低減する。

　エクセルソフトでは、昨年4月からのエンタープライズ向け商用利用でのAnaconda有償化に伴い、Anacondaと販売代理店契約を締結することで、Anacondaユーザー向けに有償ライセンスの日本国内での販売網とサポートサービスの拡張を図っていく。