ITビジネス情報誌
最新号 2024年10月28日付 vol.2035
SPECIAL FEATURE
[特集]全ての発注企業が対応必須に フリーランス保護新法、1...
vol.2027
2024/08/30 09:00
米Secureworks(セキュアワークス)は、XDRプラットフォーム「Taegis(テイジス)」をSaaSで提供している。幅広いサードパーティー製品との連携により、容易にXDRによるセキュリティー対策を実装できるのが強みだ。運用を支援するMDR(Managed Detection and Response)サービスも用意し、企業が利用しやすい環境を整えている。日本法人は、パートナー戦略を強化することで顧客獲得を進めていく考えだ。
vol.2016
2024/06/07 09:00
英Sophos(ソフォス)は、「Sophos XDR」を提供している。同社の顧客層は、中小企業が中心であることから、運用を支援するMDR(Managed Detection and Response)サービスの提供などを通じて中小企業が利用しやすい環境を整えている。主力のエンドポイントセキュリティー製品やファイアウォールなどによる防御、XDRによる検知・対応により、トータルで中小企業の対策強化を目指す。
vol.1995
2023/12/15 09:00
米Cisco Systems(シスコシステムズ)は2023年4月、XDRソリューション「Cisco XDR」を発表し、8月から国内での提供を開始した。シスコのセキュリティ製品を利用していなくても、Cisco XDRは単体で導入でき、連携するサードパーティー製品から情報を収集するため、XDRを用いたセキュリティ強化が容易に図れるという。日本法人でセキュリティ事業の製品営業を担当する平岡龍弘氏は、企業が運用するセキュリティ製品が増えている中で、統合管理の重要性が高まっているとし、「今後、XDRはセキュリティ対策のスタンダードになる」と展望する。
vol.1993
2023/11/24 09:00
米Fortinet(フォーティネット)は、自社セキュリティ製品を統合的に管理・可視化し、そこにAIを組み合わせて運用を自動化する「セキュリティ ファブリック」のコンセプトを提唱していた。XDRと同じアプローチのセキュリティ対策をいち早く提供してきた格好だが、2021年にはセキュリティ ファブリックの検知力を向上できるというXDRライセンス「FortiXDR」を発売した。日本法人フォーティネットジャパンのマーケティング本部の伊藤憲治・プロダクトマーケティングマネージャーは「当社では、XDRを製品としてではなく、戦略として捉えている」と述べ、統合分析によるセキュリティ対策の重要性を訴求していく考えだ。
vol.1985
2023/09/22 09:00
スロバキアのESET(イーセット)は、法人向けエンドポイントセキュリティ製品「ESET PROTECTソリューション」の上位ライセンスに、XDR機能「ESET Inspect/ESET Inspect Cloud」を搭載している。市場では複数ベンダーの製品を連携させるXDRソリューションが多い中、シングルベンダーでXDRを提供するのが特徴だ。日本法人イーセットジャパンの曽根禎行・シニアマーケティングマネージャー&セキュリティエバンジェリストは「当社の強みであるEPP(Endpoint Protection Platform)による防御を含めたXDRソリューションとして訴求し、企業のセキュリティレベルを高めていきたい」と語る。今後は、国内総販売代理店のキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とともに顧客獲得を目指す。
vol.1982
2023/09/01 09:00
クラウドストライクは、サイバーセキュリティ統合プラットフォーム「Falcon Platform」のモジュールの一つとして「Falcon Insight XDR」を提供している。Falcon Platformに展開するエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティといった領域の各モジュールや、連携する他社セキュリティ製品から得られるデータを収集・分析し、脅威を迅速に検知する。セールスエンジニアリング部の鈴木滋・部長は「国内でも、XDRの需要が高まっているため、最適なXDRソリューションを届けられるように取り組んでいく」と力を込める。
vol.1972
2023/06/16 09:00
同社は2016年3月に設立、国内事業を開始した。主力のEDR製品「Cybereason EDR」が、アイ・ティ・アール(ITR)など調査会社の発表においてトップシェアを獲得するなど高成長を遂げた。桜田室長は、Cybereason EDRの強みとして、IDF(イスラエル国防軍)やNSA(アメリカ国家安全保障局)に勤務していた経験を持つエンジニアの技術力により、高精度の分析、検知、調査を実現している点を挙げ、「EDRとXDRは技術面での親和性が高い。Cybereason XDRはCybereason EDRを継承しているのが特徴だ」と強調する。
vol.1970
2023/06/02 09:00
トレンドマイクロは、セキュリティ運用支援プラットフォーム「Trend Vision One」のオプション機能として「Trend Micro XDR」を提供している。単一ベンダーによるXDRソリューションが特徴で、エンドポイントやメール、クラウド、ネットワークで利用されている自社製品からログデータを収集・分析し、脅威を迅速に検知する。ビジネスマーケティング本部エンタープライズソリューション部プロダクト&ソリューションマーケティンググループの釜池聡太・シニアプロダクトマーケティングマネージャーは「自社製品のみのXDRの場合、高度な分析ができるのに加えて、セキュリティ運用の効率化を実現する」と述べた。
vol.1966
2023/04/28 09:00
XDRを提唱したのは、米Palo Alto Networks(パロアルトネットワークス)の創業者で 最高技術責任者(CTO)を務めるニア・ズーク氏だ。そのため、同社は、いち早くXDRへの取り組みを開始、市場での存在感を高めている。現在、脅威阻止、検出と対応、運用を支援するプラットフォーム「Cortex」の一機能として「Cortex XDR」を提供。自社製品に限らず、幅広い製品やサービスのデータを取り込める「オープンなプラットフォーム」(日本法人Cortex営業本部の室井俊彦・SEマネージャー)であることなどが支持され、大手企業を中心に利用が加速している。
vol.1964
2023/04/14 09:00
セキュリティ市場では、エンドポイントやネットワーク、クラウドなど幅広い環境から情報を収集・分析してセキュリティ対策を行うXDRの存在感が高まっている。各セキュリティベンダーも、XDR関連の製品を投入し、競争が激化している。一方で、新しい概念であることから、ベンダーにより解釈が異なるなどユーザーが混乱する状況となっている面もある。本連載では、有識者の声やベンダーの取り組みに焦点を当て、XDRの現在地と将来を展望する。第1回目は、ガートナージャパンの矢野薫・シニアディレクターアナリストにXDRの概念や市場展望を聞いた。