ITビジネス情報誌
最新号 2025年01月13日付 vol.2044
SPECIAL FEATURE
[特集]新春インタビュー(中) 注目ベンダーのトップが示す2...
vol.2044
2025/01/15 09:00
AIによるコード生成支援ツールや、システム開発全般を自律的に実行するAIエージェントが登場している。これらは、従来のシステム開発の枠組みを大きく変え、「モダン開発」への移行を加速させる。その結果、これまで外注に頼っていた開発業務は内製化へとシフトし、SI/ITベンダーのビジネスモデルにも大きな変化が訪れるだろう。
vol.2043
2025/01/08 09:00
コロナ禍に見舞われてからのこの5年間で、国内におけるIT導入は急速に進展した。それ以前もIT業界の中ではDXがバズワードになってはいたが、社会全体のデジタル化は遅々として進まなかった。しかし、パンデミックは過去十数年分の変化に匹敵する働き方や生活様式の転換を私たちに強制した。ITと無縁でいられる組織は既に存在しない。
vol.2042
2024/12/25 09:00
生成AIの登場によって、誰もが簡単に「作品」をつくることができるようになった。著作権の問題はつきまとうが、それでもこの流れを止めることはできないだろう。法的な問題は社会全体でクリアにしつつ、いかにうまく付き合っていくか、そう考えたほうがいいと思う。
vol.2041
2024/12/18 09:00
私たちは自然言語、すなわち言葉を通じて情報を受け取り、それを理解し、再構成することで新たな知見や表現を生み出し、それを他者に伝える営みを日々繰り返している。この営みは、学びの原点であり、また政や商いを成す根幹でもある。私たちは、他者の言葉を聞き、それを解釈し、自分の考えを形成する。そして、その考えを言葉として表現することで、他者との交わりや行動の変革を実現している。つまり、言葉は人間の日々の活動を支える道具であり、社会を成り立たせる最も重要な基盤と言えよう。
vol.2040
2024/12/11 09:00
拡張現実の世界がエンタメに取り入れられる実例が多くなってきた。2024年3月にオープンしたイマーシブ・フォート東京は、物語の当事者となってさまざまな出来事を体験できる「イマーシブ体験」のみで構成されたテーマパークで、徹底して体験に没入できる場所となっている。また、各地で開催され話題のイマーシブミュージアムは、世界的に有名な芸術作品を映像コンテンツ化して、広大な屋内空間の壁面や床面を埋め尽くす映像と音響体験を提供するアートエキシビションであり、没入体験ミュージアムといえる。
vol.2039
2024/12/04 09:00
歌は世につれ、世は歌につれと言われるが、いつの間にか老若男女がこぞって歌える流行歌がなくなってきたと思う。古い話にはなるが、かつてはペギー葉山の「南国土佐を後にして」や山口百恵の「いい日旅立ち」と、その時代を代表する流行歌があった。その歌だけでその時代の空気が伝わった。
vol.2038
2024/11/27 09:00
2024年5月8日に発表された米Microsoft(マイクロソフト)と米LinkedIn(リンクトイン)の年次レポート「2024 Work Trend Index Annual Report」によると、日本の仕事現場における生成AIの活用率は、調査対象31カ国中で最も低い水準にあることが明らかになった。世界平均では75%のナレッジワーカーが生成AIを活用しているのに対し、日本はわずか32%にとどまっている。インドや中国など90%を超える国もあり、日本の遅れは際立っている。
vol.2037
2024/11/20 09:00
「DX化」という表現を目にすることがある。どうも「デジタル化」と区別せずに使っているようだ。
vol.2036
2024/11/06 09:00
ここ数年、IT企業を含む取材先から、今までにあまりなかった要求が増えた気がしている。それは掲載前の原稿の確認だ。「事前にチェックさせてほしい」と直接的に求められるケースがあるほか、「ファクトチェック」ともっともらしい名目で言われることもある。直近では、ある公共機関から「公開前の記事の確認依頼は、取材していただく全ての会社に対して、明確にお伝えているところ」とのメールが弊紙の記者に届いた。まさか公共機関がそのように考えているとは思ってもいなかったので、非常に驚き、同時に困惑した。
vol.2035
2024/10/30 09:00
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(現ソフトウェア協会、SAJ)の中に設置されたソフトウェア法的保護監視機構が独立して1990年に誕生した。その独立を主導した監視機構の幹部たちは当時、30歳代が多かった。監視機構の代表だったT&Eソフトの横山俊朗社長(当時、以下同)が39歳。大阪から来ていたエム・エー・シー ハミングバードソフトの今西守社長も39歳。マイクロソフトの古川享社長が36歳。ジャストシステムの浮川和宣社長は41歳だった。