企業動静

企業動静 2025年3月17日付 vol.2051

2025/03/18 09:00

週刊BCN 2025年03月17日vol.2051掲載

人事

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ
3月1日付で代表取締役社長に張磊(チョウ・ライ)氏が就任。張氏は米Intel(インテル)でアジア太平洋地域の産業・公共向け営業や、インテル日本法人の法人事業グループの要職を歴任。多田直哉社長は退任。
3月3日

PFU
4月1日付で代表取締役社長執行役員に平原英治氏が就任へ。平原氏は1990年リコー入社。2017年に理事、19年に執行役員に就任。24年からはリコーデジタルプロダクツBUエッジデバイス事業本部の事業本部長を務める。村上清治社長は退任へ。
3月6日

提携

さくらインターネットとSOINN
AIを用いた省エネ技術による実証実験を、さくらインターネットが北海道に保有する「石狩データセンター」で開始。SOINNの省エネAI技術「E-1」に石狩データセンターの室温管理データを学習させ、空調制御を自動化。エネルギー効率や運用管理にメリットがあるかを検証。
3月3日

米RedHat(レッドハット)と富士通
モバイル通信向けの仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)ソリューション提供に向けてグローバル提携を開始。富士通はvRANの構築にレッドハットのコンテナ基盤「OpenShift」を採用。通信とAIワークロードを単一のクラウド環境で実行可能にすることでインフラの効率化を目指す。
3月3日

米CiscoSystems(シスコシステムズ)と米NVIDIA(エヌビディア)
AI向けデータセンターの構築に向けたソリューションの提供で協業。シスコのネットワーク機器用OSと、エヌビディアのAI基盤向けネットワーク技術「Spectrum-X」を組み合わせて、AI対応データセンターにおける運用やセキュリティー要件の課題を解決。
3月3日

米Snowflake(スノーフレイク)と米Microsoft(マイクロソフト)
パートナーシップを拡大し、スノーフレイクのマネージドAIサービス「CortexAI」と、マイクロソフトの「AzureOpenAIService」をセキュアに統合。スノーフレイク上に蓄積したデータとOpenAIの最先端AIモデルが安全に接続可能に。
3月4日

米AbsoluteSoftware(アブソリュート・ソフトウェア)日本法人とザッツイット
パートナーシップ契約を締結し、ザッツイットがアブソリュートのエンドポイント管理ソリューションの提供を開始。デバイスのBIOSに組み込まれた機能を活用し、セキュリティー設定の無効化や削除を回避。端末のセキュリティーレベルの向上と運用の効率化を実現へ。
3月4日

米AryakaNetworks(アリアカネットワークス)と日本情報通信
SD-WANを含むSASEサービスを展開するアリアカネットワークスが、アジア太平洋地域への投資を拡大。国内では日本情報通信とパートナーシップを結び、販売網を拡大。海外に拠点を持つ日本企業に向けて、国際間通信のコスト削減や品質・運用効率向上を実現するサービスとして提供。
3月4日

米Qualtrics(クアルトリクス)日本法人と日鉄ソリューションズ
パートナー契約を締結。日鉄ソリューションズは人的資本経営を支援するサービスの拡充に取り組んでおり、新たにクアルトリクス製品を活用し、従業員エンゲージメントや従業員エクスペリエンスの向上に向けた施策提案を強化。
3月4日

ブイキューブとエコノミクスデザイン、慶應義塾大学
オンラインイベントにおける参加者の興味・関心度や行動変容の分析を目的とした共同研究を開始。ブイキューブが支援してきた1万7000件以上のオンラインイベントにおける知見と、最新の学術研究を組み合わせることで、オンラインコミュニケーションの質の向上を目指す。
3月5日

キヤノンITソリューションズとさくらインターネット
業務提携し、自治体向けの暗号化消去対応フォーム「Cipher-X」を提供。自治体などのユーザーがイベント集客などで一時的に収集した個人情報を適正に管理できるサービス。取得した情報はさくらインターネット、暗号鍵はキヤノンITソリューションズが、それぞれ国内のデータセンターで管理。
3月6日

フィンランドQtGroup(キュートグループ)と日本工業大学
日本工業大学先進工学部データサイエンス学科の学生向けに、共同でGUIの開発研修を実施。社会課題の解決や新たな価値を創造できるエンジニアの育成に向け、実務で活用されている開発ツールに触れる機会を提供。3Dアプリケーションなどの開発を実践。
3月6日

米SambaNovaSystems(サンバノバシステムズ)とソフトバンク
アジア太平洋地域に向けた高速AI推論基盤の提供で協業。サンバノバはAI処理に特化した半導体や周辺ソフトウェアなどを手掛ける。ソフトバンクのデータセンター内に製品を設置し、推論サービスの「SambaNovaCloud」を提供。
3月6日

両備システムズとアジクル、バングラデシュANTARSocietyforDevelopment(ANTARソサエティフォーデブロップメント)
バングラデシュで、農業生産性を高める「AWD農法」の普及に向けた実証事業を開始。AWD農法は水田の水管理技術の一つで、メタン発生量の低減や収穫量増加に寄与。バングラデシュ向けの事業開発を手掛けるアジクルと、現地マイクロファイナンス機関のANTARと連携し、データに基づく効率的な農業を実現へ。
3月6日

マクニカと米CiscoSystems(シスコシステムズ)日本法人
「Splunk」製品のディストリビューター契約を締結。マクニカはシスコによる買収以前からSplunkの一次代理店として販売を手掛ける。シスコの広範な製品ポートフォリオとSplunkを組み合わせてセキュリティー事業を強化するほか、シスコ製品の運用を支援する独自ソリューションの開発も視野に。
3月7日

出資

リコー
イメージスキャナーを手掛けるPFUの株式のすべてを取得。リコーは2022年に富士通からPFU株の80%を取得し連結子会社化。残り20%についても取得し、3月7日付で100%子会社に。
3月4日

事例フラッシュ

SAPジャパン
東海地域で都市ガス事業を展開する東邦ガス(名古屋市)が財務システムを「RISEwithSAP」へクラウドシフトし、本稼働を開始。ハードウェア調達が不要となり、迅速で柔軟なシステム構築が可能に。既存システムからの移行を1年半で完了。
3月3日

ShopifyJapan
アパレルの企画・輸入や卸・小売りを手掛けるTSIが、30ブランド以上の公式オンラインストアを「Shopify」で統合しリニューアルオープン。ブランドごとに分散していた基盤の統一により、事業効率の向上やブランド間の相互送客も強化。
3月3日

サイボウズ
artience(旧東洋インキSCホールディングス)が全社のDX推進の基盤として「kintone」を展開。10のグループ会社で1400人以上の従業員が情報共有や、紙ベースの業務プロセスの刷新に活用し、2024年4月から半年間で1万1000時間の業務短縮を達成。
3月4日

ゾーホージャパン
ITコンサルティングサービスを手掛けるドットシンク(名古屋市)が「ZohoCRMPlus」を導入。名刺情報などの顧客情報を取り込むと、「ChatGPT」との連携によりAIが見込み度合いをスコアリング。その情報をCRMに反映させることで営業活動の精度を向上。
3月4日

米UiPath(ユーアイパス)日本法人
大和ハウス工業が「UiPathPlatform」により開発生産性の向上を実現。同社は2016年にRPAツールを導入。業務自動化をグループ全体へ拡大するにあたりUiPathへのリプレースを実施し、24年7月に全てのロボットがUiPath上で稼働。開発期間の短縮、ロボットの処理速度の向上などを実現。
3月4日

インターネットイニシアティブ
清水建設が全社向け認証管理基盤として、クラウド型認証管理サービス「IIJIDサービス」を導入。国内企業がよく利用するクラウドサービスとの親和性や、多要素認証、統合Windows認証などの機能を評価。ゼロトラストの強化施策の一つとして採用。
3月5日

LegalOnTechnologies
神戸製鋼所がAI法務プラットフォーム「LegalOnCloud」を採用。契約審査、相談対応、M&Aや新たな法令への対応などで増大する法務業務を効率化。今後は作業的な業務に加え、リスクや交渉方針の検討など人の判断を要していた領域への適用拡大も視野に。
3月6日
 
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