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三友 食品製造業向けに特化した存在に

2025/02/07 09:00

週刊BCN 2025年02月03日vol.2046掲載

 山口県防府市に本社を構える三友は、食品業界に特化した自社開発パッケージの販売管理システム「懐刀」を主力製品として、全国の顧客に対してビジネスを拡大している。上流を担う部隊の育成に取り組んでおり、常務の入江千鶴・情報システム事業部モバイルシステム事業部事業本部長は「食品製造に特化した業務改善のスペシャリストとして顧客の経営課題を解決する」と意気込んでいる。
(取材・文/大畑直悠)

DXへの投資は全国的に増加

――会社の紹介を。

 1947年に創業し、2025年で78年目を迎える。情報システム事業部やモバイルシステム事業部のほかに、建材事業部や物資事業部といった複数の事業を展開している。

 情報システム事業部は、73年にLPガス販売事業の合理化を目的にコンピューターを導入したことを契機に発足した。自社パッケージソフトの開発・販売やスクラッチ開発に加え、他社のパッケージの取り扱いや、サーバー、ネットワークの構築を手がけている。全社の売り上げの15%ほどを占めている。

――情報システム事業部のビジネスの近況は。

 主力製品の懐刀が好調だ。コロナ禍で既存の対面営業が難しくなった際に、製品ホームページを全面的に刷新した。それ以降、全国の食品製造業の顧客からの問い合わせが飛躍的に増加しており、ビジネスは安定的に成長している。直近では、原材料の高騰に加え、人材不足や働き方改革への対応、属人化している業務の標準化といった目的からDXに向けた投資は全国的に増加している印象で、人海戦術に依存しない仕掛けが求められている。
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  • 「何でもできる」ではだめ
  • 業種ごとのテンプレートを用意

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外部リンク

三友=https://www.mitomo.co.jp/