企業動静
企業動静 2024年12月16日付 vol.2041
2024/12/17 09:00
週刊BCN 2024年12月16日vol.2041掲載
提携
NECと盛岡市自治体業務における生成AIの活用に向けて覚書を締結。NEC開発の生成AI「cotomi」を用いて盛岡市の業務データを活用するシステムを構成し、市役所の情報企画課と会計課、職員課に導入。大規模言語モデルにRAG(検索拡張生成)を組み合わせ、所内の問い合わせ対応を効率化。
12月2日
富士通と米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)
グローバルな戦略的協業契約を拡大。両社はこれまでモビリティー、金融、小売分野で協業。これを全業種に拡大し、既存システムのクラウド移行支援を加速するほか、富士通が「Uvance」ブランドで提供するサービスのAWSとの連携を強化。富士通の生成AI「Kozuchi」とAWSの生成AI基盤「Bedrock」の連携も開始。富士通は現在約7000件のAWS認定資格保有数を3年間で12000件へ拡大。
12月2日
NTT東日本、NTTアドバンステクノロジとAOSデータ
セキュリティーインシデントへの一元対応を実現するための連携協定を締結。地域の中堅・中小企業で発生するサイバー攻撃や内部不正に対応。NTT東日本が窓口機能、NTTアドバンステクノロジとAOSデータがフォレンジックサービスを提供し、インシデント時の企業を支援。
12月2日
Specteeと国際協力機構(JICA)
SpecteeがJICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択され、フィリピン政府と関連機関に防災・危機管理サービス「Spectee Pro」を80ライセンス導入へ。災害情報をリアルタイムに集約・提供し当局の対応を迅速化。SpecteeはJICA事業を足掛かりに海外進出を本格化し、東南アジアを皮切りに将来的には全世界でのサービス展開を視野。
12日2日
SB C&SとSparticle
ディストリビューター契約を締結し、オンプレミスで生成AIを活用できる大規模言語モデルパッケージ「GBase On-premises」の取り扱いを開始。外部ネットワークに接続することなくRAGを利用可能とし、企業独自の知識を持った生成AIの作成・運用が可能に。機密度の高いデータのAI活用を推進。
12月3日
米Kong(コング)日本法人と電通総研
パートナーシップ契約を締結し、電通総研がコングのAPI管理技術を活用したシステム構築支援サービスを提供。APIエコシステムによるデジタルビジネスの加速、データドリブンな顧客体験強化、セキュリティーとガバナンスの強化などを実現。
12月3日
SBテクノロジーと日本ゼオン
秘密計算技術を活用し、データ利用による材料開発の実証実験を開始。企業間で秘匿性を保ったままデータを連携できるSBテクノロジーの技術と、ゼオンの物性予測を組み合わせる。部品メーカーと素材提供企業が資産を守りながら連携を加速できる仕組みを構築。
12月3日
アイティフォーと丸紅情報システムズ
販売代理店契約を締結し、丸紅情報システムズのコンタクトセンター向け音声テキスト化サービス「MSYS Omnis」の販売をアイティフォーが開始。金融機関の債権回収業務で、手作業で入力していた交渉記録を自動化。業務の省力化とデータ分析による応対品質の向上を期待。
12月4日
kubellパートナーと福井銀行
ビジネスチャット「Chatwork」を提供するkubell子会社のkubellパートナーが、福井銀行と顧客紹介に関する協定を締結。福井銀行の顧客に対し、業務プロセス代行サービス「Chatworkアシスタント」を提供し、中小企業の生産性向上と地域経済の活性化を目指す。
12月5日
日立製作所とNTTコミュニケーションズ
ストレージ仮想化技術と「IOWN」の光ネットワークを活用し、東京-大阪間で600km以上離れたストレージ製品間でのリアルタイムデータ同期に成功。各拠点に設置されたストレージを1台のように管理・運用可能とし、災害時のシステム復旧を高速化。分散型データセンター技術の開発を共同で推進。
12月5日
テルストラ・ジャパンとMCデジタル・リアルティ
日本での包括的な業務連携を強化。デジタル・リアルティが運営する千葉県印西市と大阪府茨木市・箕面市のデータセンターで、テルストラのネットワークサービスへの接続性を強化。テルストラがグローバルで提供する接続サービスを利用しやすくし、グローバル企業のIT基盤を高度化。
12月6日
SB TEMPUSとがん研究会
臨床現場・研究における医療データの利活用を促進するアダプターの導入で協力。病院内で蓄積される診療記録や画像データ、検査結果などを自動的に抽出・構造化できるアダプターを、2025年以降のがん研有明病院への導入に向けて設計・開発。
12月6日
日本IBMとマネーフォワードエックス
IBMの金融向けデジタルサービス基盤とマネーフォワードエックスのマーケティング自動化システム「X-Insight Marketing」を連携し、アルゴリズムを活用した“個客”マーケティング支援サービスを提供。金融商品のニーズを検知し、顧客1人ごとに最適化した提案を可能に。
12月6日
新設
伊藤忠テクノソリューションズマレーシアに拠点を置くグループ会社のCTC GlobalがSOC(Security Operation Center)を開設。マレーシアを含む東南アジア諸国で事業を展開する企業向けにセキュリティー運用サービスを提供。日本のSOCと連携しグループのセキュリティー人材育成も強化。
12月2日
NTTコミュニケーションズ
魚の陸上養殖システムを研究・開発する子会社のNTTアクアを設立し、事業を開始。2023年から沖縄で行っている実証を通じ、循環式の陸上養殖設備を開発。バクテリアを使わないため生物ろ過槽が不要で面積効率が高いのが特徴。これから陸上養殖事業を手がけようとする事業者に向けて提供。
12月2日
事例フラッシュ
S’UIMINセゾンテクノロジーが、40歳以上の全社員を対象に脳波計測デバイス「InSomnograf(インソムノグラフ)」とAIを活用したスリープテックを導入。管理職で実施した試験導入では約3割が睡眠時無呼吸症候群の疑いを指摘され、専門医療機関を受診。睡眠検査を通して無自覚のリスクを早期に発見し治療につなげることが重要と判断し、対象を拡大。
12月2日
米Domo(ドーモ)日本法人
ヤマハが全社的な意思決定と行動を変革するためのデータ戦略のためにクラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を採用。「意思決定に必要なデータの定義・統合」「意思決定に至る思考プロセスをDomoのダッシュボードで再現」「意思決定の最適化(BI/AI連携)の三つの取り組みに利用。三つを連動させた意思決定の仕組みの定着化を目指す。
12月2日
NTTコミュニケーションズ
福島県昭和村において自律飛行型ドローン「Skydio X10」を活用した夜間人物探索の実証実験に成功。夜間自律飛行とサーマルカメラによる温度検知により、困難な環境下での人物探索を可能に。衛星ブロードバンド接続「Starlink Business」を活用し、電波の不感地帯での映像伝送が可能なことも確認。
12月4日
Sansan
竹中工務店がインボイス管理サービス「Bill One」を導入。本社・本支店および建設現場など全国1000以上の拠点で年間約20万件受領している紙の請求書をデジタル化。請求書処理の作業工数の大幅削減を期待。
12月4日
ネットワンシステムズ
創和ビジネス・マシンズと協業し、沖縄県多良間村のガバメントクラウド接続に関して閉域SIM回線を利用した実証実験を実施。クラウドサービス上にある総合行政情報システムへの正常な接続、行政業務における有線回線同等の品質と、冗長性が担保されていることを確認。
12月4日
米Braze(ブレイズ)日本法人
求人メディア「Green」を展開するアトラエが顧客体験向上とビジネス成長のコミュニケーション基盤として「Braze」を採用。ノーコードで操作できる機能性を持つことなどを評価。CRM戦略を強化し、体験価値の向上とROIの最適化を図りビジネス拡大を推進。
12月4日
パナソニックコネクト
アシックスが、社員にとっての使いやすさ、運用保守の効率化、ITシステム部門の負担軽減を理由に「レッツノートFVシリーズ」を利用。2022年の導入以来、初期不良率は約0.1%を実現し、PCに関する問い合わせ件数は10分の1に削減。タッチパネル操作により接客での説明もスムーズになり、売上向上に貢献。
12月6日
富士通
三菱電機エンジニアリングが、「SAP Signavio」のプロセスマイニング機能を活用し富士通が提供する業務プロセス可視化・分析サービスとコンサルティングサービスを活用。「SAP S/4HANA」に保持されているログデータから業務プロセス全体を可視化し、工程やプロセスのばらつきを把握、改善を実現。
12月6日
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