企業動静
企業動静 2024年11月4・11日付 vol.2036
2024/11/05 09:00
週刊BCN 2024年11月04日vol.2036掲載
提携
NTTコミュニケーションズとセールスフォース・ジャパンセールスフォース・ジャパンのサービスと大規模言語モデル(LLM)を接続する「LLM Open Connector」の国内での提供開始に合わせ、NTTのLLM「tsuzumi」とセールスフォースのサービスを連携。商談の記録や顧客サポート業務の効率化などにtsuzumiを利用可能に。日本の業務に合わせた業界特化型ソリューションなども提供へ。
10月22日
ネットワールドと豪Proxmox(プロックスモックス)
リセラー契約を締結し、オープンソースのサーバー仮想化基盤「Proxmox Virtual Environment」の販売を開始。ベンダーロックインを回避したかたちで仮想マシンの運用と管理が可能。既にProxmoxをサポートする「Acronis」「Veeam」「NetApp」の各製品や、UPSソリューションズと連携したシステムの導入支援にも注力。
10月23日
マネーフォワードと京都経済短期大学
京都経済短期大学経営情報学科の近藤汐美講師のゼミナールで実施している「創業体験プログラム」に「マネーフォワード クラウド」を無償提供。模擬株式会社を運営する授業内で会計学の教材として用いるほか、学園祭などでの経理業務に活用。マネーフォワードは今後他大学との連携、教育プログラムの開発も検討。
10月23日
NECと丸喜産業
プラスチック原料販売の丸喜産業が持つ配合データを基に、NECのマテリアルズ・インフォマティクス(情報科学による材料開発)技術を活用して、再生プラスチックの製造を効率化。廃プラスチックの配合案を提示するシステムを開発し、配合検討などの時間を短縮。再生プラスチック業界向けのコンサルティング事業も視野に。
10月24日
グーグル・クラウド・ジャパンと佐川急便
物流業務の自動化・省人化に向けた戦略的パートナーシップ協定を締結。第1弾として、佐川急便のシステムと「Google Cloud」の技術や地図・位置情報基盤「Google Maps Platform」を連携し、AIによる集配エリアの最適化や将来の集配予測、人員リソースの適正化などに取り組む。
10月24日
富士通とトヨタシステムズ
基幹システムのアップデート作業に生成AIを活用する実証実験で、作業時間が約50%削減できることを確認。システム更新にともなう非互換情報の調査やプログラム修正を富士通の「Kozuchi Generative AI」で自動化。2025年以降にトヨタグループのシステムモダナイズに活用。
10月24日
SB C&SとSCSK
SCSKのノーコード開発ツール「CELF」の取り扱いをSB C&Sが開始。「Excel」に似た操作性で業務アプリケーションを作成できるツールで、予実管理、見積もり管理、案件管理など現場に密着した業務に強み。SB C&Sのクラウドサービス販売用基盤「ClouDX」を通じ、連携商材なども合わせて提供。
10月25日
大阪大学とジンズ
大阪大学大学院医学系研究科と眼鏡店「JINS」を展開するジンズが、ビッグデータを活用し近視・乱視・老視に関する共同研究を開始。販売時に取得した度数情報や購入者属性を匿名情報に変換して分析。近視などの程度や分布を疫学研究に活用。
10月25日
KDDIと石川県
石川県内の地域活性化、能登半島地震からの復興の推進で包括連携協定を締結。地域DX人材の育成を通じて県民向けのサービス向上や地域の強靭化を目指す。衛星ブロードバンドサービス「Starlink」やドローンなどを活用した「地域防災コンビニ」の展開にも取り組む。
10月25日
スペインLantek(ランテック)とエフエーサービス
板金業界向けソフトのランテックが日本市場に本格進出。板金用CAD/CAM「MetaCAM」を販売するエフエーサービスが国内パートナーとなり、見積もりシステムや製造実行システム(MES)を含む製造業向けDXソリューションとして展開。
10月25日
統合
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)とTCSキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の100%子会社であるキヤノンITSとTCSが2025年7月1日付で合併へ。存続会社はキヤノンITS。TCSは23年10月からキヤノンMJ傘下。システム構築や保守運用のノウハウをキヤノンITSに統合し、ITプラットフォーム事業の強化と拡大を加速。
10月23日
出資
パナソニックコネクト100%子会社であるベルギーのZetes(ゼテス)が、自律走行搬送ロボットを手がけるデンマークのRobotize(ロボタイズ)に投資し、50%の株式を取得。ゼテスのサプライチェーン最適化システムとロボットを組み合わせ、労働力不足が課題となっている物流業界向けのソリューション開発を強化。
10月22日
NTTコミュニケーションズ
医療データシステムを手がけるTXP Medicalの第三者割当増資を引き受け、資本業務提携を締結。TXPが持つ医療データの標準化ノウハウなどを評価。NTTコミュニケーションズの医療業界向けデータ基盤を活用し、臨床データ分析サービスなどを共同開発へ。
10月23日
伊藤忠テクノソリューションズ
米マサチューセッツ工科大学発のスタートアップの米Liquid AI(リキッドエーアイ)に出資。少ないリソースで文章生成を行える技術を評価。日本語に対応した大規模言語モデルの共同開発を進め、データセンターやクラウドサービスへの実装に加え、家電やロボットなどエッジデバイスでのAI活用も視野に。
10月24日
事例フラッシュ
米Snowflake(スノーフレイク)日本法人金融向けビッグデータ解析を手がけるナウキャストが、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングの新たなデータ基盤構築に「Snowflake」を活用。異なるデータソースから構成されるデータを名寄せして統合。生成AIを活用したレポーティングの自動化なども行う。
10月21日
シスコシステムズ
みずほ銀行が、新設したデータセンターネットワークにスイッチの「Nexus」と可視化ソリューションの「ThousandEyes」を採用。シスコがネットワークの基本設計を担当し、構成をシンプル化。アクティブな監視も可能となり、通信遅延などを速やかに特定可能に。
10月22日
Spectee
愛知県豊橋市がAIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」を導入。SNSや気象情報、各種センサー情報の分析などより、災害の被害状況をリアルタイムで把握できるように。巡回や市民からの通報に依存していた情報収集を迅速化。
10月22日
デロイトトーマツコンサルティング
みずほ銀行の法人向けWebサービス「M’s Palette」の構築を支援。海外金融機関で実績のある技術資産「BankingSuite」を活用。画面設計と業務ロジックを分離し、画面の変更による業務ロジックへの影響を抑えた。法人向けサービスの顧客体験を継続的に改善可能に。
10月22日
アマゾン・ウェブ・サービス・ジャパン
福島銀行が7月に本番移行した、「Amazon Web Service」上で実行される勘定系システムが3カ月以上の安定稼働を継続していることを発表。コンテナ環境の「EKS」を活用したクラウドネイティブな設計で高い柔軟性と拡張性を実現。SBIホールディングスとフューチャーアーキテクトが開発したクラウド勘定系システムの国内初採用事例。
10月23日
サイボウズ
住信SBIネット銀行が、従来メールで行っていたカスタマーセンターから他部署への連絡を「kintone」へ移行。表計算ソフトで行っていた情報の集約を効率化するとともに、メールやファイルのやりとり時のオペレーションリスクを低減。電話対応自動化に向けて、生成AIによるシナリオ作成にも取り組む。
10月23日
セールスフォース・ジャパン
ひろぎんホールディングスが子会社の広島銀行へデータ分析プラットフォーム「Tableau」を導入。収益関連帳票をTableau上へ移行し、営業関連のダッシュボードを拡充。本店、各支店でそれぞれ限定的に行っていたデータ分析を拡大し、営業部門を皮切りに管理部門、グループ全体での活用を目指す。
10月23日
米Workday(ワークデイ)日本法人
ヤンマーホールディングスが人材管理システム「Workday ヒューマン キャピタル マネジメント」のパイロット運用を開始。国内外2万人以上の全社員の人材情報を集約。グループ全体の人事システムを統合へ。導入支援は日本IBMが担当。
10月23日
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