(取材・文/齋藤秀平)
受け継がれる現場を大事にする姿勢
──どのような領域でビジネスを展開しているか。当社は、公共・クラウドソリューション、流通ソリューション、半導体ソリューション、産業リューションの四つの事業部でICTソリューションサービスを展開している。顧客は、熊本を中心とした九州が半分で、残りは他地域となっている。顧客に対しては「古きから学び、新しきを創る」を意味する造語「温古創新」を社是に価値を提供している。
──自社の強みは。
長年にわたって蓄積してきたノウハウや知見に加え、現場に強い人が多いのは強みだ。使っている技術は最先端とは言えないかもしれないが、社員はそれぞれの現場の業務を熟知しており、それがビジネスにつながっている。現場を大事にする姿勢は昔から一貫しており、経営層や社員が代替わりしても受け継がれている。
──業績の状況は。
2020年以降は売上高が右肩上がりになっている。23年度の売上高は49億9300万円で、ほとんどをSI関係が占めている。業種別では、製造業のうち、IT投資の意欲が旺盛な半導体工場向けの事業が主力で、稼ぎ頭になっている。当社は約50年にわたって半導体工場向けの事業を手掛けており、顧客には豊富な実績を評価してもらっている。半導体製造工場を対象に、全製造工程に対してサービスを提供できる点は、他社との差別化要素になっていると言えるだろう。
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