企業動静
企業動静 2024年6月17日付 vol.2018
2024/06/18 09:00
週刊BCN 2024年06月17日vol.2018掲載
買収
独SAP(エスエーピー)デジタルアダプションプラットフォームを提供する米WalkMe(ウォークミー)を買収する正式契約を締結。同社の取締役会は、1株当たり14米ドルの現金による買収を承認。「SAP Business Transformation Management」ポートフォリオを補完。
6月7日
新設
ソフトバンクとシャープ大阪府堺市にあるシャープの液晶パネル工場関連の土地と建物を活用した大規模なAIデータセンターの構築に向けて、基本合意書を締結。ソフトバンクは約44万平方メートルの敷地と延べ床面積約75万平方メートルの建物に、受電容量が約150メガワット規模のデータセンターを構築し、2025年中の本格稼働を目指す。
6月7日
提携
順天堂大学と富士通Japan大規模な自然災害やパンデミックなどで被災しても、持続的な医療供給を可能とするレジリエントな災害医療体制の構築を目的とした共同研究講座「医療デジタルレジリエンス研究講座」を2024年6月から3年間実施。順天堂大学の救命救急・災害医療の知見を基に、富士通Japanのデジタル技術を活用。
6月3日
イーデザイン損害保険とNTTコミュニケーションズ
2024年1~3月にかけて、カスタマーセンターへの問い合わせが多い自動車保険の車両入替業務をユースケースとして、生成AIを搭載したアバター(バーチャルコンシェルジュ)の精度を検証。将来的に顧客接点として商用化が可能な水準と評価し、実用化を目指して検討を進めるとの結論に。
6月3日
米Fortinet(フォーティネット)とスペインFCバルセロナ
スポンサー契約を締結。フォーティネットは今後3シーズンにわたり(2028年6月30日まで)、FCバルセロナが推進するプロジェクト「エスパイ・バルサ」の公式サイバーセキュリティーパートナーに。同クラブは、同社のセキュリティーファブリックのプラットフォームを採用し、ホームスタジアム「Spotifyカンプ・ノウ」のデジタル環境を保護。
6月3日
米Dell Technologies(デル・テクノロジーズ)とスウェーデンEricsson(エリクソン)
戦略的パートナーシップを発表。専門知識と通信ソフトウェア、ソリューション、サポートを統合し、通信事業者のクラウド変革を支援。サーバー「Dell PowerEdge」にエリクソンのクラウドRANソフトウェアを商用導入し、継続的なテストやライフサイクル管理などで協力。
6月3日
KDDIと米Super Micro Computer(スーパーマイクロコンピューター)、シャープ、データセクション
アジア最大規模のAIデータセンターの構築に向けて協議を開始することに合意。4社は今後、シャープ堺工場跡地に米NVIDIA(エヌビディア)のAI計算基盤「GB200 NVL72」などを搭載したAIデータセンターを構築し、早期の稼働を目指す。
6月3日
日立製作所と米Microsoft(マイクロソフト)
生成AIを活用した社会イノベーションを加速するため、今後3年間で数十億ドル規模の協業を推進すると発表。日立は、本年度に売上収益2兆6500億円を計画するLumada事業のさらなる成長を加速し、グループ27万人の生産性を向上。
6月4日
ツクイとパナソニックコネクト
高齢化の進展を見据え、カメラ映像を活用した次世代デイサービスの実現に向けて共創を開始。第1段階として、2024年7月に開所するツクイ三郷早稲田(埼玉県三郷市)とツクイ市川宮久保(千葉県市川市)の2事業所内に、クラウド型現場映像活用サービス「Cameleo」と顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」を導入。
6月4日
横浜農業協同組合(JA横浜)と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)
米Aitomatic(アイトマティック)の目的特化型の生成AIサービスを活用し、事務手続きの効率化に関連した実証実験を開始。CTCは、JAのデジタル化を検討するJA-DX推進研究会にサポーター企業として参画し、実証実験を通してJA横浜のデジタル化に貢献。
6月4日
Rapidusと米IBM
2nm世代半導体のチップレットパッケージ量産技術確立に向けたパートナーシップを締結。Rapidusの技術者は、IBMが北米に有するパッケージの研究開発製造拠点で協働。IBMは、高性能半導体向けのパッケージ技術を供与。
6月4日
フリーとデータ・キュービック
地域DXの推進に向けて業務改善コンサルティングの提供を開始。フリーの統合型ERPを活用し、地域のスモールビジネスの業務効率化・生産性向上に向けて業務改善計画の策定などをサポート。
6月4日
パーソルプロセス&テクノロジーとUmee Technologies
営業商談データをAI解析し、商談の勝ち筋を浸透・定着させる育成サイクルを開発し、「セールスイネーブルメントコンサルティングサービス」として提供を開始。営業成果の最大化と営業活動の効率化を図り、企業の営業活動における課題を解決。
6月4日
NTTテクノクロスとビットトレード
両社のWeb3.0技術のノウハウを生かした「ビジネスマッチングプラットフォーム」の事業性の検証と事業発展方針の検討に向けた共同研究に関する覚書を締結。ビジネス領域のコラボレーションの実現を検討。プラットフォームを利用する事業者の事業性や発展性に加え、サービス提供方法も検証し評価。
6月5日
米Qlik Technologies(クリック・テクノロジーズ)と米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス)
戦略的協業契約を締結。AIアプリケーション開発の促進やSAPのデータ活用の強化、データコンプライアンスの合理化、AIテクノロジーの採用加速で協力。7000以上の既存顧客が「AWS」上の「Qlik Cloud」ソリューションを通じてメリットを享受することが可能に。
6月5日
弘前大学とNEC
2024年4月1日付で共同研究講座「ヘルスケアAIシステム学講座」を開設。弘前大学が蓄積する弘前市民の超多項目健康ビッグデータと、外見や動作などのデータを解析して人を精緻にモデル化するNEC独自のAI技術を用いて、脳卒中や心疾患など多種多様な疾病の潜在的なリスクを推定するための研究開発を推進。個別最適化されるヘルスケアソリューションの社会実装を目指す。
6月7日
移転
さくらインターネット大阪市で進むうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」への本社移転を決定。オープンイノベーション施設「Blooming Camp(ブルーミングキャンプ)」を設置し、本社機能を備える。開所予定日は9月6日。
6月5日
事例フラッシュ
米Future Dial(フューチャーダイヤル)使用済みIT機器リサイクル大手のムーバブルトレードネットワークスが、データ消去ソリューション「Network Device Secure Eraser」を採用。使用済みネットワークルーターやスイッチ、ネットワーク機器のデータ消去と再生が自動化され、市場での再販が容易に。
6月3日
米Akamai Technologies(アカマイ・テクノロジーズ)日本法人
弥生が、WAF/DDoSと不正ログイン、Webスキミングの対策として「App& API Protector」「Bot Manager Premier」「Client-Side Protection& Compliance」を導入。潜在的なセキュリテーィリスクの確実な可視化などを通じて安全レベルを大幅に向上。
6月3日
セールスフォース・ジャパン
KDDIが、「Salesforce Marketing Cloud」と「Salesforce Data Cloud」を導入。複数の接点を横断したきめ細やかな顧客体験を提供。AI活用による顧客接点の拡大や、顧客セグメントの共通化によるオペレーション効率化などを目指す。
6月4日
アドバンスト・メディア
兵庫県姫路市のこども家庭総合支援室(現子育て支援室)が、AI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」を活用した実証実験で、児童相談の記録作成に関する残業時間を約66%削減。年休取得率は、実証前の月平均0.7日から月平均1.6日に改善。
6月5日
英Sophos(ソフォス)日本法人
アイアンストライカーズ社会保険労務士法人(東京都府中市)が、主に顧客の個人情報をサイバー脅威から保護し、事業の信頼性を高める目的で「Sophos MDR Essentials」と「Sophos Firewall」を採用。一部の大手企業に限られていた24時間365日の高度なセキュリティー監視体制がリーズナブルに導入できる点を評価。
6月7日
インフォマート
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」の運営などを手掛けるアレフ(札幌市)が、「BtoBプラットフォーム請求書」を導入。対象とする請求書の約6割をBtoBプラットフォーム請求書から発行。残りはオプション機能の「郵送代行サービス」を利用し、郵送にかかっていた日数を削減。
6月7日
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