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「UCaaS」の用語解説、導入によるメリットは?

2022/12/06 09:00

週刊BCN 2022年12月05日vol.1948掲載

 「Unified Communications as a Service」の略。通話やビデオ会議、メール、チャットなど、企業が業務上必要とする複数のコミュニケーションを統合し、クラウド上の単一プラットフォームで提供されるサービスで、ユーザーはPCやスマートフォンなど端末を問わず利用できる。昨今では働き方改革により在宅勤務などが推進されていることから、社員がさまざまな環境からコミュニケーションをとれることが求められており、重要視されている。
 


 UCaaSを導入するメリットとしては、ツールごとに複数のアプリケーションを開く必要がなくなるため業務を効率化できる点や、クラウドサービスであるため初期コストを抑えられるといった点が挙げられる。

 UCaaSは社内向けのコミュニケーションツールとして用いられるだけでなく、コンタクトセンターと連携させる形で導入されることもある。近年、顧客が企業に求める問い合わせチャネルが多様化していることから、UCaaSを用いた柔軟な顧客対応が可能なクラウド型コンタクトセンターが注目されており、顧客体験の向上やオペレーターの業務効率化につなげることができる。

 調査会社SDKIは、2022年3月に発表したレポートで、世界におけるUCaaSの市場規模は、31年までに4329億米ドルに達すると予測している。
(大畑直悠)
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