年頭所感
【2021年 年頭所感】 日本情報通信 幸せ元年
2021/01/22 09:00
週刊BCN 2021年01月18日vol.1858掲載
当社を含むNTTグループでは、リモートを駆使した分散型社会を「リモートワールド」と呼んでいる。通勤時間の削減はもちろん、オンラインで資料をスムーズに共有でき、だらだらと続けていた会議の効率化も進む。家族との時間が増え、家庭や地域社会から切り離されていたサラリーマンをあるべき場所に戻す効果も期待できる。地方の学生が東京に集まってしまうのも、リモートワールドの定着化によって緩和でき、地方の活性化、地方創生にも役立つ可能性が高い。
ただし、仕事とプライベートの境界が曖昧になって逆に家庭不和を招いたり、自己管理能力がないと体調を崩しやすくなり、むしろ生産性を下げるケースもあるといった課題も浮き彫りになった。だからといって旧来の働き方や生活様式に戻すべきかと言えば、そうではない。「幸せ元年」の今年、個々人にとっての幸せとは何かを改めて考え、その幸せを実現するに当たって我々ITベンダーは何ができるかをさらに深く追求していく年としたい。
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