年頭所感

【2021年 年頭所感】 電算システム セキュリティ事業の強化

2021/01/15 09:00

週刊BCN 2021年01月11日vol.1857掲載

 2020年はコロナ禍の中にありながら、当社にとっては非常に多くのことがあった年だった。一つは、セキュリティ製品の販売・技術サポートを手掛けるピーエスアイをM&Aにより取得し、グループ会社化したことだ。同社はフォーティネットやチェック・ポイント、ダークトレースの一次代理店という大きな事業がある。セキュリティは情報サービスや収納代行、クラウドといった当社の全事業に関わり、シナジー効果がとても大きい。昨今はセキュリティに対する需要も高まっており、成長が期待できる分野だ。

田中靖哲 社長

 そのほか、東濃インターネットデータセンターの増設や、債権保証型後払い決済サービス「DSK後払い」の立ち上げを実施。これらの取り組みに対する資金に加え、将来のM&Aや戦略的投資に向けた資金とすることを目的に増資も行うなど、話題の多い1年だった。

 21年は、昨年立ち上げたこれらの事業を軌道に乗せることが最優先になる。ピーエスアイのM&Aと同時に、当社内にも「セキュリティ事業部」を発足させた。セキュリティ事業は将来には柱の一つとなり得ると見ており、ピーエスアイとともに成功に導いていく考えだ。

 20年12月期は「PLAN2020」の最終年度でもあった。ストックビジネスの割合を8割にするという点については実現することができたが、目標とした売上高500億円が達成できず、力不足だったと感じている。今年始まる新たな長期経営計画は、7年後に売上高1000億円の実現を目指す。そのスタートの年として、計画達成に向かって邁進していく。
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外部リンク

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