年頭所感
【2021年 年頭所感】 東京エレクトロンデバイス DRIVING DIGITAL TRANSFORMATION
2021/01/15 09:00
週刊BCN 2021年01月11日vol.1857掲載
新型コロナウイルスの感染が拡大し、IT部門は厳しい環境の中でも利益面でプラスになった。具体的には、データ通信量の増加でネットワーク関係は好調を維持した。また、テレワークが拡大したことでセキュリティ製品の導入が加速した。
クラウドサービスについても、利用が非常に進み始めた。21年はさらにビジネスが拡大するとみており、ネットワークやセキュリティ関係は、より強化していかなければならないと考えている。21年のビジネス環境は、プラス方向になるとみているので、顧客のニーズをどれだけキャッチアップできるかが重要になる。
21年は、人工知能(AI)の分野にも力を入れていく。超高速ディープラーニングシステム「CS-1」の取り扱いを始め、現在、啓蒙活動を進めている。導入をほぼ確定している企業もあるので、そこから広がっていくとみている。これまで数年の準備がいよいよ花開くことを期待している。
事業の成長性を鑑みると、成長が加速しているIT部門への投資は強化することを計画している。25年3月期を目標年度とする新しい中期経営計画(VISION 2025)を20年に策定したので、これに基づいて粛々とビジネスを進め、しっかりと目標の実現を目指していきたい。
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