2017年設立のnoco(ノコ)は、ナレッジ共有を支援する「チームコラボレーションツール」を提供。マニュアルや手順書を作成・共有・活用できるツールで、「簡単」「手軽さ」がポイントになっています。堀辺憲代表取締役にお話をうかがいました。
どんな会社なの
ナレッジ共有を中心としたチームコラボレーションツール「toaster team(トースターチーム)」を提供しています。
堀辺 憲 代表取締役
toaster teamは、業務マニュアルや手順書などのナレッジを「レシピ」として作成・共有・活用できるチームコラボレーションツールです。PCやスマートフォンのブラウザー上で利用することができます。
あらかじめ用意されたテンプレートをベースに、テキストや画像、動画を使って内容を入力することで、プロセスに沿ったレシピ(マニュアル)を「ブログを書くように」簡単に作成することが可能。アップロードした画像はツール内で編集することもできます。また、「Google ドキュメント」などのオフィスツールや、TwitterやYouTubeなどのSNS・動画サービスなど外部のクラウドサービスとも連携し、各コンテンツをレシピ内に埋め込むこともできるようになっています。
作成したレシピはツール上でチームメンバー内で共有。レシピに対応する業務について、対象メンバーや締切日などを設定し、タスク管理や進捗管理も行うことができます。また、マニュアルを作成するなど、ツール内でのアクションに対してポイントを付与することで、チームへの貢献度を可視化します。「ナレッジを共有する人たちがモチベーションを維持し、それに触発されていろんなメンバーが参加していくような仕組み」を作っています。
導入実績は
現在までに1000社近くの企業に利用されています。
toaster teamは今年2月にベータ版、7月に正式版をリリース。無料含む三つのプランで提供しています。ユーザーからは特にITリテラシーに依存せずに簡単に使える「手軽さ」が評価されているそうです。
今後の方向性は
あらゆる情報のプラットフォームにしていくことを目指します。
現在はマニュアルを中心とした情報を集約したツールとなっていますが、それだけでなく、会議やアイデア、メディアの情報など、あらゆる情報をチーム内で共有できるツールとして発展させていく考え。従来の「ポータルサイト」を再定義する、「情報をベースとしたワンプラットフォームのサービスにしたい」と話します。
よろしくnoco
toaster teamは「“簡単”にこだわっている」と話す堀辺さん。サービス名に含まれる「toaster」は、簡単にトーストを焼ける、つまり「シンプル」であることを意味していて、実際にユーザーから選ばれる理由にもなっています。同社では2020年度に2000社の導入を目指します。nocoは「チームコラボレーションツール」でイッポ前へ!