年頭所感
コア スケールアウト
2020/01/22 09:00
週刊BCN 2020年01月13日vol.1808掲載
いくつか例を挙げると、衛星測位では、日本の準天頂衛星システム「みちびき」の一層の実用化に向けて、衛星測位システムを開発するベルギーのセプテントリオ社との提携を19年10月に発表。当社の衛星測位の技術と、世界規模でビジネスを手掛けるセプテントリオの技術を組み合わせることで、より信頼性の高い測位システムの構築が可能になる。
IoTでは、においセンサーの技術に強みを持つフィガロ技研と協業している。食品の香りを数値化したり、運輸業のドライバーのアルコール検知、ホテルなどで空気の清浄度合いを監視するといった用途開発に注力。医療でも、強みとする電子カルテで、今年度に入ってすでに8病院の新規案件/他社リプレースを獲得することができた。
強みを伸ばすことで人材が育ち、技術力が上がり、結果として利益率も高まる。20年4月からの新しい中期経営計画では、コアビジネスをもう2つ増やして七つに増やす予定だ。強みを「スケールアウト」することで次期中計では営業利益率14%程度を目指していく。
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