年頭所感
豆蔵ホールディングス 新規ビジネスを成功させる
2020/01/22 09:00
週刊BCN 2020年01月13日vol.1808掲載
直近の新規ビジネスでは、さまざまな業務アプリケーションをつないで、ある種のAPIエコノミーを実現する「ROBON(ロボン)」を立ち上げた。業務アプリ同士のデータ連携を行うだけでなく、業務の自動化を促進するオートメーション・アズ・ア・サービス(AaaS)をコンセプトとしている点に新規性がある。19年度には第一弾として会計アプリからデータを受け継ぎ、法人税申告業務の自動化サービスを行っている。
ROBONでは、既存の業務アプリから取り込んだデータを解釈し、業務プロセスの自動化を実現することを目指している。全国のパッケージソフトベンダーやSIerは、業種や業務に特化した業務アプリを多数開発している。こうしたベンダーとの協業を通じて、業務プロセスの高度な自動化を共に実現していきたい。
私は、起業家として新規事業のアイデアをたくさん持っているが、それを実行し、成功につなかげるには豆蔵グループ全体のベンチャー精神の醸成が欠かせない。当社グループは、ハードウェアデバイスや組み込みソフト、業務アプリと幅広い分野で最先端の技術を追求している。既存事業を伸ばすことやM&A(企業の合併と買収)に取り組みつつ、同時に強みの先端技術を生かした新規ビジネスによる成長を上乗せしていく。
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