年頭所感

CAC Holdings 常に進化を追求する

2020/01/15 09:00

週刊BCN 2020年01月06日vol.1807掲載

 ビジネス環境は常に変化しており、成長分野に経営資源をより集中させていく。「常に進化を追求する」とは、そうした環境変化に素早く適応していく意思を示したものだ。2019年10月には大きな成長が見込まれるインドネシアに拠点を置くSIerをグループに迎え入れた。一方で、インターネット広告の大手集約が進む現状を踏まえて、ネット広告関連のビジネスを手掛けていたグループ会社を19年8月に解散。グループの事業ポートフォリオを柔軟に変えている。

酒匂明彦
社長

 インドネシアのSIerはバリ島に拠点を置く。従業員数500人弱と規模的にはそれほど大きくないが、インドネシア国内のみならずオーストラリアやベトナムといった隣接する成長市場にも進出している。技術的にはアジャイル開発の手法を得意としており、このノウハウは日本国内で需要拡大が続いているデジタルトランスフォーメーション(DX)支援の分野にも応用できそうだ。

 ほかにも、当社では国内外の30社ほどのIT系スタートアップ企業への投資を通じて、技術的な成長領域をいち早く取り込めるよう努めるとともに、10年に本格進出した成長市場のインドでのビジネスの伸びも期待できる。

 19年には経営と業務の執行を完全に分離。私をはじめとする取締役は監督と経営戦略の立案に専念し、執行役員は担当する事業領域のビジネスに専念することで、意思決定の迅速化と事業運営の円滑化を両立。成長市場や需要が拡大が見込まれる技術領域にスピード感をもってシフトしていくことで事業拡大につなげていく。
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外部リンク

CAC Holdings=http://www.cac-holdings.com/