人手不足や人件費の高騰、予約の無断キャンセルなどが度々話題になる外食産業。イデア・レコードは、そうした悩みを抱える飲食店の業務効率化を支援するソリューションを提供し、2012年の創業以来、成長を続けています。鈴木豪・取締役にお話をうかがいました。
どんな会社なの?外食ビジネスに特化した業務支援ソリューションを提供している会社です。
イデア・レコードは、外食ビジネスの業務、特にバックグラウンド業務を支援する多数のソリューションを提供。具体的には、飲食店の予約代行を担うコールセンターの「よやくるー」や予約管理システムの「お席トットくん」、グルメ媒体のコンサルティング・編集サービスの「popeye(ポパイ)」、オウンドメディアの構築・運用「SEM(スゴク・イイ・マーケティング)」などをそろえています。
さらに、昨年以降、同社が開発を進めているのが、外食ビジネス特化型の業務支援ソリューション「GATE」。自社のサービスだけでなく外部サービスとも連携し、集客・予約・在庫管理などの業務をトータルサポートするものです。現在、テイクアウト受付システム「GATEテイクアウト」や、自動応答機能を持ち、予約受付や管理、配席、在庫変更対応などをまとめて担う「GATE CALL」など、「GATE」を冠したサービスを複数用意しています。
何が強みなの?
鈴木 豪
取締役「ワンストップ」でできることを評価していただいています。
同社のサービスは、現在までに4000超の店舗が利用。さまざまなサービスをそろえていることから、「(競合他社とは)部分的に競合することはあっても全部被ることはない」そうで、外食ビジネスを「ワンストップ」で支援できることが、顧客から評価されているポイントだといいます。
今後の方向性は?「GATEに来ればなんとかなる」という世界を目指します。
今後は、例えば音声認識やチャットの応答レベルの向上など、技術発展に応じてサービスの機能拡張を図っていく考え。また、GATEをプラットフォームとして他社のサービスも提供し、「サービスを組み合わせて自分たちのビジネスをうまく回すための機能をチョイスしていただく」ようなビジネスモデルも構想しており、「『GATEに来ればなんとかなる』という世界を目指していきたい」と話します。
よろしくイデア・レコード
イデア・レコードは12年に代表の柏田康雄社長が創業。家業で店舗の入れ替わりなどを見てきたこと、大手ITコンサル企業でシステム開発に携わる中で、「(大企業だけでなく)幅広くたくさんのお客様に安価によりよいシステム・サービスを提供できるように」と思ったことが創業のきっかけとなったそうです。そこでフォーカスした外食産業。コールセンターから始まって、現在は多様なサービスをラインアップ。ビジネスも好調に推移しているそうです。イデア・レコードは「外食業界の業務支援ソリューション」でイッポ前へ!