IT業界が振り返るべき平成の30年と、幕を開けた「令和時代」への期待
西暦2000年問題から続く20xx年問題は「崖」に
2019/05/10 12:35
平成の初期に話題となり、多くの企業が2000年までに対応に追われた。ちなみに、「50」を境として年号の順序を判断するようなロジックが組まれることもあり、このケースでは2050年までは正しく利用できる。例えば、「01」なら2001年、「51」なら1951年と判断する。そのため、こうしたロジックが生き残っていると、思わぬ年にトラブルが派生する可能性がある。
2000年問題はゴロがよかったのか、その後に類似ワードが頻発することになる。
電算化時代を支えた団塊の世代が退職する【2007年問題】、企業に広く普及した「Windows XP」のサポートが終了する【2014年問題】が代表的だが、毎年のように20XX年問題が出てきた。
最近の話題は、経済産業省が2018年9月に発表した「DX(デジタル変革)レポート」で取り上げられた【2025年の崖】。問題を崖に変えて、硬直した情報システムに対して警鐘を鳴らした。2025年は令和時代。崖を避けられるかどうかに注目だ。(畔上文昭)
- 1
関連記事
外部リンク
【改元記念企画】 平成から令和へ 未来を翔るIT企業=https://www.weeklybcn.com/reiwa_special/