年頭所感

新たなビジネスの創出に挑戦し、さらなる成長を実現する

2019/01/30 09:00

週刊BCN 2019年01月21日vol.1760掲載

 18年は三つの大きな変化があった。一つは米ゼロックスとの連携で、まだ不透明であるが私自身はポジティブに進んでいると確信している。二つめは新体制による大きな構造改革、三つめは新たな商品の成長に向けてスタートが切れたことだ。

玉井光一
社長
 今後は、ドキュメントから「価値ある知」を抽出する独自のAI技術「Document AI」、セキュリティー技術、社内外での実践を通じて培ったIoT技術などを活用して、新たな価値提供の戦略「Smart Work Innovation(スマートワーク・イノベーション)」をさらに加速していく。そのために、昨年11月にリリースしたセキュリティーを強化したデジタルカラー複合機「ApeosPort-VII C」のようなユニークな商品や、他社がまだ着手していない新しいドメインの複合機などを開発して市場に投入し、新しいビジネスの創出に挑戦していく。すでに具体的な設計に入っている案件もあり、長くても2~3年でいくつかは投入できるだろう。

 新商品、新ビジネスの創出に加え、構造改革を行い、営業利益10%超、売上高は社長在任中に今の1.5倍にあたる1兆5000億円を目指す。営業利益、売上高とも成長を遂げたい。

 Smart Work Innovationの種をまく期間は終わり、1本太い幹ができた。今後は規模を膨らませるだけでなく、この幹から新しい枝葉を広げて成長させ、Smart Work Innovationの領域の売り上げを現在の2000億円超から、中短期的には2倍に伸ばしていく。
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外部リンク

富士ゼロックス=http://www.fujixerox.co.jp/