年頭所感
お客様の現場に寄り添う
2019/01/23 09:00
週刊BCN 2019年01月14日vol.1759掲載
日々の業務に追われる現場では、業務アプリの構築に何カ月もかけるような手法は通用しない。ここが従来の基幹業務システムの構築と大きく違うところだ。例えば、サイボウズのクラウド型の業務アプリ構築基盤「kintone(キントーン)」や、ジェネクサスの超高速開発ツール「GeneXus(ジェネクサス)などを駆使して、その場で新しいアプリをつくる。必要なデータは既存の業務システムから引っ張ってきて、現場の担当者が分析。今日のビジネスに役立ててもらう。
当社のビジネスでみても、kintoneやGeneXusをつかった高速開発のほうが、従来型のアプリ開発より粗利率が高い。ユーザー企業の多くが、早く作ることに価値を見出してくれるからだ。新しい業務アプリの完成イメージをその場で提示し、使い勝手を確かめながら完成度を短期間で高めていくことが、価値を生み出すことにつながる。
これにJBグループが開発している分析系のアプリやクラウド、セキュリティーのサービスを組み合わせて、月額課金をベースとしたストックビジネスの比率も高めていく。従来の基幹系システムのビジネスに加えて、現場に寄り添い、即戦力となるアプリやサービスを矢継ぎ早に投入していくことで、ビジネスを一段と伸ばす。
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