年頭所感

デジタル社会におけるディストリビューターの責任

2019/01/23 09:00

週刊BCN 2019年01月14日vol.1759掲載

 18年11月に、設立10周年を迎えた。08年の設立当初は社員60人、売り上げは60億円だったが、10年で社員数を倍に、売り上げは5倍に成長した。今年は新しい10年に向かう節目の年となる。そこで社員教育と体制づくりをより一層、強化していく。

田中拓也
社長
 社員教育は中堅社員を中心に17年から取り組んできた。ベテラン層が持つナレッジを中堅社員に引き継ぐことができるよう、社内教育担当者がプログラムを考え、展開している。私たちは間接販売ビジネスのため、エンドユーザーと接する機会が少なく、業種、業界、お客様の特性や動きがどうしても把握しにくい。エンドユーザーの声を聞くために、直接お客様とやり取りがあるパートナーのネットワンシステムズと一緒に活動をするなどして、ヒアリングをする。

 エンジニアにセールスマインドを持ってもらうための教育も進めている。エンジニアそれぞれの個性や得意不得意もあるが、適性があればエンジニアをお客様のもとに差し向けている。最終的には営業職、技術職という垣根をなくし、みんなでセールス活動をする一つのチームにしたいと考えている。こうした体制づくりは時間がかかると思うが、着実に進めていきたい。

 世の中のトレンドとして、ハードウェアからソフトウェアにシフトする動きが活発になっている。しかし、ハードウェアが全てソフトウェアに置き換わるものではないだろう。残るハードウェアを見極め、お客様が求める時に提供できる新しい組織をこれから作っていく。
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外部リンク

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