年頭所感
SIの進化、DX真元年
2019/01/16 09:00
週刊BCN 2019年01月07日vol.1758掲載
この5カ年中計を立案するときは、デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉がまだ世の中に浸透していなかった。いまでは価値を生み出す源泉がデジタルデータへと急速に移っていくことで、伝統的なビジネスの転換を迫られるDXの局面が増えるようになった。そこで、改めて「DX真元年」と位置付け、ユーザー企業とともにDX戦略を強力に推し進めていく。
親会社の住友商事の次世代の新規ビジネスの創出を目指して立ち上げた「DXセンター」に当初から参画しており、18年11月にはSCSK独自の「DX事業化委員会」を新設。DXの実証実験も、住友商事との共同で実施しているものを含めると250件余りが進行中だ。住友商事が戦略的観点から重視しているミャンマーやベトナムでの実証実験も含まれている。
SCSKもベトナムや中国などの有力SIerと協業し、海外でのDXビジネスをより拡大させる。
SIerは、良いシステムを作れば評価された時代から、顧客の新しいビジネスをともに創出するDX的な成果が一段と強く求められている。そうした需要に積極的に応えてビジネスを伸ばす。
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