年頭所感
DXの勝ち組になる
2019/01/16 09:00
週刊BCN 2019年01月07日vol.1758掲載
例えば、自動車メーカーの視点だと、主に新車販売ばかりに目が行きがちだ。しかし、此本臣吾という個人の視点から見れば、新車だけでなく、自動車保険や維持・管理にかかる各種のサービスやカーシェアなど、新車販売の何倍もの市場が見えてくる。
ポイントは、個々人がどのような趣味・嗜好や観点を持っているのかをデータでつかみ、そこに広がる市場を正確に把握すること。「白いセダンは中高年の男性に人気」といった製品視点ではなく、「此本は移動というものをどう捉えているのか」、つまり「モビリティー・アズ・ア・サービス」の視点を取り入れることで、新しい価値が見えてくる。
これは、食品やアパレル、通信、娯楽、教育などあらゆる産業に当てはまる。複数の企業でデータ・プラットフォームを共有する動きも一段と活発化する。顧客のDXを成功に導くことで、当社自身も成長していく。
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