年頭所感
進取の精神
2018/01/24 09:00
週刊BCN 2018年01月15日vol.1710掲載
黒瀬善仁
社長
17年は、システム開発の関係でオートメーションの引き合いが非常に多かった。団塊世代の退職や少子化で、人手不足が深刻になっていることを実感している。この需要は今後も続くだろう。
新しい取り組みとしては、人工知能を活用した画像認識による皮膚疾患診断サポートシステムの実用化を目指し、筑波大学と共同研究を開始した。
LPWAネットワーク「SIGFOX(シグフォックス)」のサービスも17年にスタートし、パートナーは200社を超えた。今まで想像していなかった領域に通信を対応させることができるので、アイデア次第でビジネスの可能性は大きく広がるだろう。
世界も日本も、企業は転換点を迎えている。日本は日本なりに歩んでいるが、中国や韓国などの勢いは決して侮ってはいけない。海外の動きをしっかりと注視し、自分たちの立ち位置を把握することが、より一層重要になっていると思う。
18年は、これまでに着手したものが花開く年になると思う。100%成功するから挑戦するのではなく、積極的に新しいことに取り組む姿勢を引き続き重要視していくつもりだ。
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