年頭所感
Digital 5.0
2018/01/10 09:00
週刊BCN 2018年01月01日vol.1708掲載
酒匂明彦
社長
例えば、当社インド法人では、インドに進出した英国の運輸会社向けにIoT活用型のサービスを提供。米国法人では同じくIoTを使った牛の健康管理に取り組む。当社が一部出資する米アフェクティバが開発する感情認識AIエンジンを活用したビジネスも立ち上がり始めた。アフェクティバとは中国での販売代理店契約も結び、中国市場への展開もスタートさせている。
新しいところでは、砂漠でも野菜を育てられる「フィルム農法」の会社にも奨励金を出して支援するなど、スタートアップ企業との協業を推し進めている。少子高齢化や環境、エネルギー、農業、医療・介護など領域は問わない。ITを駆使し、社会のさまざまな課題を解決しようとしている会社と協業したり、グループに迎え入れるM&Aも継続していく。
Digital 5.0領域の事業規模はこれからの拡大が期待できる。向こう4、5年で同新領域の売上高構成比を3割以上に増やしていく方針だ。
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