年頭所感
Society 5.0の実装に向けて
2018/01/10 09:00
週刊BCN 2018年01月01日vol.1708掲載
釜井節生
社長
当社の海外事業は、若干の伸び悩みの状況にある。とくにアジアは金融業界が予算縮小の傾向にあり、その影響を受けている。そうしたなかで好調なのが、中国で開発したリース業界向け基幹業務システム「Lamp」。アジア各国で採用が広がり、導入実績は6か国22社になった。また、金融機関向け融資管理システム「BANK・R」も、中国金融機関から4件の受注を獲得するなど、明るい兆しがみえてきた。
国内では、スマート農業分野に進出という新しい動きがある。宮崎県綾町と共同でブロックチェーン技術を活用した実証実験など、当社の強みを生かした取り組みで、今後の展開が楽しみだ。
7期連続で増収増益を続けてきたが、昨年は不採算案件が出たことにより、少し足踏みをすることになった。悔しいが、それを除けば堅実に成長している。中計の3年目となる今年は、Society 5.0などのフォローを生かし、目標達成に向けて巻き返していきたい。
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