企業研究 今、デジタル産業革命を起こす
<企業研究 今、デジタル産業革命を起こす NEC編>第8回 クラウド型セキュリティ
2017/08/30 09:00
週刊BCN 2017年08月21日vol.1690掲載
中島拓也
ビジネスクリエイション本部
マーケティングコミュニケー
ショングループ 主任
中田浩章
ビジネスクリエイション本部
第二セキュリティビジネス
推進グループ マネージャ
NECは「標的型攻撃対策/ランサムウェア対策」「不正アクセス対策」「DDoS攻撃対策」と脅威に合わせてラインアップ。好評なのがメールの入り口対策ができる「ActSecureクラウドメールセキュリティサービス」だ。仮想環境上で受信メールの挙動解析を行い、標的型攻撃メールから添付ファイル型やURL誘導型の未知のマルウェアを検出し、ブロックすることで情報漏えいリスクを低減する。外部宛メールの一時保留・添付ファイルの自動ZIP暗号化などを行う誤送信対策機能も備える。
最新のクラウド型セキュリティに、ファイル暗号化サービス「ActSecureクラウドセキュアファイルサービス」がある。50万アカウント以上の導入実績をもつ機密情報保護ソフトウェア「InfoCage FileShell」をクラウドサービスにしたもので、1アカウントあたり月額1000円から利用できる。標的型攻撃や誤送信などにより、万が一ファイルが流出してもファイルを暗号化することで情報漏れを防ぐ。
今後、働き方改革が進み、社外で仕事をするケースが増えていくだろう。その場合、社内と同じような高いセキュリティが求められる。クラウド型セキュリティの需要はさらに増すだろう。
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