BEC(ベック)は、労務管理をメインに、バックオフィス業務を効率化するクラウドサービス「Gozal(ゴザル)」を提供しています。Gozalは当初、士業のクラウドソーシングサービスとしてスタートしましたが、今年6月にリニューアルし、現在のかたちになったそうです。
どんな会社なの? 
高谷元悠
代表取締役
企業のバックオフィス業務をサポートするサービスを提供しています。
BECでは、中堅・中小企業向けのバックオフィス業務を支援するクラウドサービスのGozalを提供しています。とくに従業員の勤怠管理や給与計算、退職手続きといった労務管理の定型業務を自動化して管理を効率化することによって、こうした業務にかかる手間を削減します。そして、ユーザーが本業や事業成長を見据えた取り組みにフォーカスできるようにすることを目的としています。
活用方法としては、例えば勤怠管理において、従業員がスマートフォン上で勤怠や休暇の申請ができたり、上司が部下の勤怠をチェックし、データをまとめて労務チームに提出したりすることができます。
そうして集まった従業員の勤怠データを集計し、自動で流し込むかたちで給与計算までワンストップで行うことが可能。「残業代や税金、社会保険料もすぐに計算される」(高谷元悠代表取締役)といいます。
ちなみに、現在の労務管理に特化したサービスとしてGozalをリリースしたのは、今年6月から。もともとは労務に限らずさまざまなバックオフィスの業務について、弁護士や税理士などの専門家に相談・依頼ができる「士業のクラウドソーシングサービス」として、2014年8月にローンチしました。
導入実績はどのくらい?現在までに2000社がGozalを利用しています。
先述のように、もともとは企業の立ち上げを支援するサービスだったため、1~50人程度の小規模な企業の利用が中心。とくにIT企業やメーカー、店舗をもつ飲食業などが多かったそうです。リニューアルしたGozalは、「1500人くらいまで使っていただけるツールになっている」といい、事業が成長した後も長く使ってもらえるように機能を強化しています。
今後の方向性は?労務管理にとどまらない付加価値を、ユーザーに提供できるようにします。
具体的には、労務管理を行うにあたり集まったデータを人工知能が分析し、従業員一人ひとりに合った健康管理や資産運用を提案していけるような機能の開発を目指します。
よろしくBEC
士業のクラウドソーシングとして始まったGozalが、労務管理業務を支援するツールとして生まれ変わったのは、専門家への業務の依頼内容をみていくうち、「業務の一部は定型で、自動化できるのでは」「ユーザー企業の規模が大きくなっても使い続けられるように」といった思いから。今後は、「(従業員自身が)データを使って意思決定していける」サービスへと機能を強化させていきます。BECは「Gozal」でイッポ前へ!