会社の立ち上げ時やその後の運営に必要な書類の作成、手続きは多岐に渡ります。今回登場いただくBizerは、バックオフィス業務を支援するサービス「Bizer」を提供。畠山友一代表取締役いわく、「(会社設立時に)自分がほしかったサービス」をかたちにしたのだそうです。
Company Data会社名 Bizer
設立 2013年10月
所在地 東京都千代田区
事業概要 中小規模事業者、個人事業者向けビジネス支援クラウドサービス「Bizer(バイザー)」 の開発・運営、中小規模事業者、個人事業者向けコンサルティング業務
URL:https://bizer.jp/ どんなサービスなの? 
畠山友一
代表取締役
バックオフィスに関する業務をわかりやすく、簡単にします。
バックオフィス支援サービスのBizerは、会社の設立、運営上欠かせない、総務、経理、労務、法務などの業務をサポートします。具体的には、「従業員関連」「役員関連」「毎年行う手続き」「毎月行う作業」「税金」「会社」「株式」「その他」の8カテゴリ約60項目の各業務について、必要な作業手順をToDoリストで示します。そのスケジュールを管理しながら実施していけば、書類作成や手続きが完了することになります。また、freeeやマネーフォワードをはじめとする会計ソフト、Sansanの名刺管理サービスなど、現状約40社の外部サービスと提携しています。
また、作業についてわからないことなどがあれば、Bizerが認定した専門家(税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、弁理士)にチャットで相談し、必要であれば作業の代行を依頼することが可能です。
同サービスは、月額2980円で提供。最初の30日間はトライアルとして、一部の機能を無料で利用することができます。
導入実績はどれくらいあるの?現在、2700社がユーザー登録しています。
会社設立を支援するサービスとして2014年5月に提供を開始し、機能強化を重ねて現在のかたちに成長したBizer。畠山代表取締役が「(会社設立時に)ほしかったサービス」とするサービスだけに、利用層の「8~9割は中小企業やベンチャー」とのこと。また、「月50社くらいのペース」でユーザーが増えているそうです。
今後の方向性は?中規模企業向けのサービス提供を計画しています。
これまで小規模企業への提供が中心だった一方で、最近はユーザー企業の規模が大きくなってきているそうです。そのため、権限を分ける機能や、部門間をつなぐ機能など、中規模クラスの企業のニーズを満たす機能を搭載した新たなサービスの開発に取り組んでいます。「今年11月頃の提供を予定している」とのことです。
よろしくBizer
Bizerは、社員の“働き方”に特徴があり、コアタイムが10時~16時なのだそうです。子育て中の社員がほとんどのため、働く場所も問わないほか、16時には退社します。
今、国が中心となって働き方改革を推し進めています。さまざまな企業でそれぞれの取り組みが行われていますが、「人が大事」と語る畠山社長による「自由に働ける場づくり」によって、社員が伸び伸びと働いているBizerは、その一つのモデルケースだと感じました。Bizerは「バックオフィス支援サービス」でイッポ前へ!