年頭所感

企業価値を継続的に向上させる

2017/01/16 09:00

週刊BCN 2017年01月16日vol.1661掲載

 第3次中期経営計画が2017年3月で終了する。売上高260億円、経常利益40億円という目標の達成と、その後の2020年度売上高500億円という目標達成に向けた企業価値の継続的な向上のための仕込みに近年は注力してきた。しっかり結果を出せるという手応えを感じている。

是枝周樹
社長

 具体的には、16年度(17年3月期)の業績の見込みは前期比でかなりストレッチがかかっているが、現場の人員のレベルアップがそれを支えている実感がある。昔は単品でしかものを売ってこなかったが、この4年ほどでコンサルティングのスキルとノウハウを身につけ、お客様の話を聞き、環境、課題に合わせた複合的な提案ができるようになってきた。

 一方、将来に向けた仕込みという点では、16年、すでに200万人近い会員を獲得しているビジネス情報サイト「bizocean」事業を子会社化したほか、これからの当社の成長の核とすべく、中小企業向けクラウドプラットフォーム「bizsky」、さらにはこのプラットフォーム上で稼働する最初のクラウドサービスとして、振込支払業務を当社が代行し、ユーザーの振込手数料の削減と業務効率化を支援する「楽たす振込」をリリースした。これらは、中小企業向けのFinTechサービスに本格的に参入したという意味であり、請求書発行、給与明細配信や入金消込機能、資金繰り管理などのサービスも近く拡充していく。既存の財務会計ソフトやbizoceanの顧客基盤も活用しながら、早急に10万以上のユーザーを獲得できるようにしたい。
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外部リンク

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