「あらためて顧客視点で考え、次代の基盤を築く」というスローガンのもと、2017年の取り組みを進めていく。
消費税率8%への改正とWindows XPのマイグレーション時の特需の反動の余波はまだ続いており、IT投資の規模はそれ以前の水準に戻っていないという印象だし、消費税率10%への引き上げが17年4月から19年10月に延期されたことも、あてが外れたかたちにはなった。それでも、15年の暮れにリリースしたCRMソフトの「QuickCreator」などは好調で、従来の商材だけではカバーできなかった新しい切り口で、お客様の課題解決に向けたソリューションを提案するという流れができてきた。また、日通システムと協業し、同社の就業管理システムとOSKの基幹業務ソフト「SMILE」を連携させ、メンタルヘルスケアに役立てるという提案なども用意している。こうした他社製品との連携ソリューションは、市場のニーズを顧客視点で捉えながら継続して拡充していく方針だ。
基幹系システムのクラウド化のトレンドへの対応や、SMILEと当社の情報系ソリューション「eValue」(ワークフローシステム、文書管理システム)の連携提案を実現するための基盤統合などを見据え、近年、研究開発費を大幅に増額している。まさに次代の基盤となるような製品開発上の大きな成果も市場に示していく年にしたい。さらに、販売パートナーの皆さんに活動を活発化していただくべく、販促ツールの充実や全国各地でのセミナー企画支援なども積極的に行っていく。