2016年は、それぞれの分野で計画以上の成果をあげることができた。クラウドインテグレーションの動きを加速させることを掲げた昨年は、既存サービスを売るということについてはうまくいったものの、本来つくりたかったところについてはスピード感が足りず、十分にはできなかった。また、案件としてはセキュリティ絡みのものが多く、既存の資産管理系のシステムとセキュリティをどう組み合わせるかや、その後の運用などをお手伝いさせていただくということが非常に増えた。ECサイト構築パッケージの「ecbeing」についても、企業サイトなどECとは関係のないところからの引き合いが増加した。そこは当社のecbeingの実績をみて、ECと同等レベルのセキュリティを担保できるところを評価いただけたのではないかと考えている。
今年は、クラウドを軸に事業領域を拡大していくことをテーマとしている。既存システムとクラウドサービスの連携や、運用までしっかりサポートするということを一番に広げていきたい。例えば今、Microsoft Azureに絡めたところでActive Directoryのサービスを出しているが、そこの運用面にまでもう少し踏み込んだサービスが提供できるのではと考えている。
運用面の領域は、これまでインテグレーションを中心としてきた当社としては別領域になる。昨年一年で広げることのできなかったところ、スピード感が足りなかったところに大きく取り組んでいきたい。