日本経済は全体的に底堅く推移しているものの、景気の先行きに対する見通しは予断を許さない状況となっている。ブラザーグループでは、2016年度より3か年の新中期戦略「CS B2018」を策定し、どのような厳しい環境下でも勝ち残れる「強いブラザー」を築くための変革を進めている。そのなかで当社は、国内マーケティングを担う会社として、プリントボリュームの多いビジネスユーザーの開拓を目指している。
従来のSOHO市場を堅持するだけでなく、SMB(中堅・中小企業)市場の開拓・拡大を図るため、昨年ブラザーとしては初となる“60万枚高耐久”のモノクロレーザー複合機およびプリンタを投入した。加えて、より高いプリントボリュームが見込める市場に挑戦するため、業種別のソリューション活動を推進している。店舗や医療などの狭小空間におけるお客様の業務改善に貢献すべく、主力であるコンパクト・高耐久のレーザープリンタ、インクジェットプリンタはもちろん、携帯性にすぐれたモバイルプリンタやラベルプリンタなど、ブラザー全製品の総合提案力を強化していく。また、企業の働き方改革に向けて在宅業務やサテライトオフィス展開などが注目を集めているが、そこで活用できるクラウド連携についても、ハード・ソフトの両面から提案していきたい。
パートナー様とより一層の連携を強化していくことで、エンドユーザーのさまざまなニーズの掘り起こしを進め、多彩な製品群のなかから最適な製品とサービスを提供していく所存である。