働き方改革の実現にあたり、「デジタルトランスフォーメーション」がキーワードとなっている。昨年は新たなソリューションで顧客の業務を変えることを目指して「Change Management」を掲げたが、十分には訴求しきれなかった。お客様側で働き方について問題意識は抱いているものの、なかなか踏み切れないところがあった。競争力を向上していくためには、働き方改革が必要であるということをわかりやすく提案できなかった当社の反省点である。
日本の働き方改革やデジタルトランスフォーメーションが遅れているといわれている原因は、ITベンダーにあると思う。そこで、今年のキーワードは「Our Call」とする。これは、ポジティブにとるなら「私たちの出番」、ネガティブにとれば「私たちの責任」であるということ。お客様に働き方改革の重要性を理解していただけるような提案ができるか、それは「私たち次第」だ。
お客様にわかりやすく説明するためには、われわれ自身が理解できていないといけない。実際に自社で導入してお客様にみえるようにしたり、エバンジェリストを用意してお客様に納得していただけるような説明の技術を磨いている。少人数限定のラウンドテーブルや大型セミナーを定期的に開催し、理解者も増えてきた。今後はモバイルやIoTを取り入れたより新しい提案ができるようにしていく。今年は、数値面での成長よりも売る中身を変えることを追求し、業績を上げていきたい。