年頭所感

磨く

2017/01/09 09:00

週刊BCN 2017年01月09日vol.1660掲載

 全国のNECグループの地域SE子会社が統合して発足した当社は、地域経済の発展に貢献していくことをとりわけ重視している。また、2017年4月1日付で、NECグループの社内システム開発や運用を担う社員数約1400人のNEC情報システムズを統合することで、また一回り大きくなる見通し。社員数約1万3000人の“新生NECソリューションイノベータ”として再出発する予定だ。

杉山 清
社長

 地域経済をITで振興していくには、さまざまなアイデアや技術が欠かせない。そこで17年のキーワードを「磨く」とした。根底にあるのは人材育成であり、社員全員が自己研鑽に励み、柔軟な姿勢で変化を先取りしていってほしい。子育てや介護などで働く時間が制限されていても、在宅勤務やモバイル機器を活用して時間を効率的に使えるよう、働き方改革にも一段と力を入れる。

 4月に統合するNEC情報システムズは、NECという製造業の基幹システム開発を手がけてきた経験があるとともに、NECの中央研究所との関わりも深いことから、NECのAI(人工知能)「the WISE(ザ・ワイズ)」をはじめとする先端技術に精通した人材も多い。当社に新しい知見をもった人材が多数合流してくれる見通しだ。

 19年3月期までの中期経営計画では地域に根ざしたビジネスを16年3月期比で1.5倍、クラウド関連のサービス型ビジネスの売り上げは2倍に増やす目標を掲げている。技術やビジネス開発に一段と磨きをかけていくことで、これら目標を達成していきたい。
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外部リンク

NECソリューションイノベータ=http://www.nec-solutioninnovators.co.jp/