社長に就任した2016年4月以降、多くのお客様を訪問させていただき痛感しているのが、単なる御用聞きではなく、お客様のご要望、ひいてはお客様自身が気づいておられないニーズを汲んで、的確な提案をしないと当社の成長は難しいということ。ベンダー目線でクラウドだ、IoTだといっても、お客様にはなかなか具体的にイメージしていただくのが難しいことも多い。現在、20年を一つの区切りとして、もっと社会やお客様、社員にとって魅力ある会社になるべく「Vision 2020」プロジェクトを推進しているが、ここで掲げている「Marketing FIRST!」を、引き続き徹底していかなければならない。将来の幹部や、新しい攻めのIT投資の提案がしっかりできる前線の営業人材の育成などもさらに進めていく。
個別のテーマでは、クラウドとセキュリティは二桁成長しており、これをパートナーと一緒にさらに伸ばしていく。基幹業務システムパッケージの「GLOVIA」も、新シリーズ「GLOVIA iZ」をリリースし、幸いにしてマーケットに大変注目していただいている。富士通や当社の製品・サービスに付加価値を載せて提供していただくエコシステムを、さらに強固にしていきたい。
また、人手不足が指摘されている地方でこそ、ITによる業務のデジタル化のニーズは大きいという側面もある。FJMは地方を重視しており、ここでしっかりとニーズを汲みとり、地道にビジネスを拡大していくのも大きな使命だと思っている。