年頭所感

開発・習得・育成

2017/01/09 09:00

週刊BCN 2017年01月09日vol.1660掲載

 われわれがフォーカスするのは、「第3のプラットフォーム」と呼ばれる技術に対して、専門知識の開発・習得・育成であり、その技術を既存のITプラットフォームに、より効果的に活用できるようにすることだ。そういった意味では、「開発・習得・育成」がキーワードとなる。伝統的なITインフラ(第2のプラットフォーム)と結びつくように、「クラウド」「モビリティ」「物理・情報でのセキュリティ統合」などが進むと捉えている。そこに、成長の機会が存在すると確信している。

ティージェイ・トロージャン
社長&CEO

 お客様、とくに教育・サービス・医療などの業種に関しては、さまざまな問題を解決するために一つのソリューションで対応するということはなくなってきており、さまざまなソリューションを組み合わせることで問題を解決したいと考えていると思う。2016年12月1日に日本法人のトップに就任し、これまで多くの販売パートナーを訪問した。販売パートナーと話しているうちに、日本と米国を取り巻く環境の違いがわかってきた。当社は、外資系という競合他社にはないユニークな特性を強みとして、1000社を超えるメーカーと協力し、連携して相乗効果を高めることができるソリューションをSIerやリセラーに提供していくつもりだ。また、IoTにも力を入れてビジネスの幅を広げていく。このビジネスに関しては、現段階で売上比率が全体の数%に過ぎないが、大きな可能性を秘めている。3年後には、2ケタ台まで拡大する計画だ。
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外部リンク

シネックスインフォテック=http://www.synnexinfotec.co.jp/