年頭所感

IoT ~“IT” of Things

2017/01/09 09:00

週刊BCN 2017年01月09日vol.1660掲載

 本来、「IoT」は「Internet of Things」だが、インターネット環境だけではなく、これからはデバイス・サービスを含めた“IT”がすべてのモノに波及する。これまで入ることのできなかったマーケットに入ることができる。無限にITのマーケットが広がるという意味で、あえて「“IT” of Things」を掲げる。

溝口泰雄
社長兼CEO

 その「IoT」関連ビジネスを推進していくため、現在、企画・MD・営業・技術が横軸で連携できる組織体制づくりを進めている。さまざまな角度からソリューションを創造していくことが重要になってくるからだ。体制を強化することによって、現段階では全体の数%にすぎないIoT関連ビジネスの売上比率を、3年後には2ケタ台まで引き上げていく計画だ。

 国内IT市場全体でみると、伸び率が微増と安定している。これは、成長する分野と衰退する分野があるためだ。今後も二極化が進んでいくため、成長する分野をきちんと捉えて、投資していくことが必要となる。

 実際、仮想化やクラウドなどに力を入れた結果、関連するハードとソフト・サービスはともに順調に推移している。今後は「ワークスタイル」「ハイパーコンバージドインフラ」「IoTデバイス」「ネットワークの仮想化」などにフォーカスして、最適な製品・サービスの拡充を図っていく。

 2016年は、ソフトバンク コマース&サービスが設立して3年目を迎えて、よい年だった。17年も引き続きよい年にする。
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外部リンク

ソフトバンク コマース&サービス=http://cas.softbank.jp/