年頭所感

「Change For Growth」持続的成長

2017/01/02 09:00

週刊BCN 2017年01月02日vol.1659掲載

 従来のサービスが減少し、市場環境やビジネス環境がめまぐるしく変化するなかで、従来分野については今までのやり方に捉われず変革して基盤強化を図り、IoTや非ITなど新たな分野に対応し、持続的成長を図っていく。

永田友久
社長

 ICT市場の、とくに旧態依然としたビジネスは全体的に減少気味だと捉えている。当社でもITシステムのサポートに関しては、売上比率が全体の4割まで下がっている。一方、IoTに関しては注力分野の一つとして、東芝グループで社会インフラビジネスを手がけて着々と拡大していることから、その分野に関して当社も伸びている状況だ。

 また、非ITとして「EVの充電器」「外貨両替機」「ドローン」などに力を入れている。近い将来には非IT端末のデータを収集・分析などを行って次のステップにつなげるというユーザー企業のニーズが高まっているため、収益増の期待がもてる。

 海外では、中国でのビジネスが成長する可能性が大いにある。日系企業でICTやIoTに関するサービスニーズが高まっていて、それらのサービスに対する取り組みを2016年度(17年3月期)に始めて、芽が出始めつつある。まだまだ売上比率は小さいものの、積極的に投資して成長を果たす。

 非IT端末がつながる環境は、CE(カスタマエンジニア)を全国の拠点に配置している当社にとっては追い風だ。トラブルの発生や予防という点で、価値の高いサポートを提供し続けていく。
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外部リンク

東芝ITサービス=http://www.it-serve.co.jp/