年頭所感
グループシナジー3.0
2017/01/02 09:00
週刊BCN 2017年01月02日vol.1659掲載
酒匂明彦
社長
次世代のビジネスにつながるような新しい技術を採り入れるため、AIやロボティクスの分野などで欧米のスタートアップ企業へ一部出資し、業務提携も積極的に進めている。
グループシナジーでは、例えば、インド法人は金融系のITビジネスに意欲的に取り組んでおり、シンガポール法人は医療機関向けのSAPビジネスを多数手がける。国内は国内で、インドやASEANとは違ったレイヤで金融や医療分野のITビジネスを手がけていることから、それぞれの特色や強みを補完し合うような組み合わせが可能になる。
すでに海外法人の社員数が全体の60%余りを占めるようになった。そこで、将来の幹部候補となるような若手を中心に相互訪問し、グループシナジーにつながるようなビジネスのプレゼンテーションを“英語”で行う「CACグローバルキャンプ」をスタート。非英語圏のメンバーには、少々ハードルが高いかもしれないが、まずはできる人から先に参加してもらい、グローバルの相互連携を推進する。今年は「グループシナジー3.0」をより加速させる年にしたい。
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