年頭所感

働き方改革

2017/01/02 09:00

週刊BCN 2017年01月02日vol.1659掲載

 「安倍内閣」が推進する「働き方改革」の背景にある日本の社会問題として、労働生産人口の減少とあわせて、労働生産性の低さが指摘されている。これらを解決するための具体的な方法として、当社が以前から提案してきたICTを活用した「働き方改革」が重要なキーワードになると考える。

大久保 昇
社長

 とくに企業の製造データ、経営データなどの膨大な情報や教育機関における効果的な学習環境の分析に、これまで活用できなかったビッグデータの利用で生産性の向上や学習環境における教育効果の向上を図ることができる。これらは今後、企業や教育機関において大きな課題になると考えている。

 このような状況を踏まえて、当社の強みを生かしながら日本で浮上している課題を解決し、ビジネスの拡大につなげていく。具体的には、これまで多くの時間を要していた分析や評価を効率よく行うことができる環境づくりを整えていく。教育機関向けに教え方や教育の場を変える「学び方改革」を提供し、企業向けには「働き方改革」を実現するためのコンサルティングやスペースを提供していく。

 また、クラウドビジネスの推進にも取り組んでいる。自治体・行政サービスの維持・向上や企業における経営効率の改善を実現するため、クラウド化を提案することでユーザーにとって安全で安定したシステム運用サービスと付加価値を提供していく。ICT市場全体は微増だが、新しいビジネスを創造することで成長を遂げる。
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外部リンク

内田洋行=http://www.uchida.co.jp/