年頭所感
【2016年 年頭所感】 ユニアデックス
2016/01/07 20:40
週刊BCN 2016年01月04日vol.1610掲載
16年・17年は、クラウド、グローバル、IoTを重点分野とする。クラウド化によってユーザー企業が保有するIT資産は減少するが、クラウド上へのシステム構築を、ユーザー企業自身が行うのは難しい。世界的な大手クラウド事業者と正面から競争しても勝ち目は薄いが、クラウド間の接続、データの移行・連携、セキュリティの確保など、「クラウドインテグレーション」のビジネスは今後ますます大きくなる。
グローバル事業では、日本企業のアジア進出支援をこれまで以上に強化していくほか、米ユニシスのサービス網も活用し、全世界で顧客のITインフラをサポートできる体制を整えている。IoTに関しては、どのプレイヤーと手を組み、どの分野に向かうかを固めているところだ。ただ、当社は現在でもハードウェアの開発部隊を有しており、センサを扱うノウハウもある。例えば、機器の故障時期の予知といった、インフラにかかわる分野に取り組むのがまずは有望だと考えられる。運用・保守というわれわれ自身の仕事の効率化にも資するだろう。
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