年頭所感
【2016年 年頭所感】 電通国際情報サービス
2016/01/07 20:40
週刊BCN 2016年01月04日vol.1610掲載
なかでも期待しているのが、製造のセグメントで取り組んでいる世界で唯一のMBD(モデルベース開発)向けの自社開発パッケージ「iQUAVIS」。顧客とともに開発を続けてきたが、バージョンが3.0になり、ようやくモノづくりの上流段階から活用していただけるレベルになった。すでにほとんどの自動車メーカーで採用されている。とはいえ、やっと「いいね」の段階。まだまだこれから。だからおもしろい。
金融のセグメントで注目すべきは、やはりFinTech(フィンテック)だ。当社は、12年に日本初のピッチコンテスト「FIBC」を開催するなど、FinTech分野を牽引してきたという自負がある。昨年は、FinTechベンチャーとメガバンクをつなぐなど、協業や事業支援にも取り組んだ。今後は、FinTechを事業につなげていきたい。
昨年、会社設立40周年を迎えた。今年は次の10年に向けたスタートの年と位置づけ、あらためて当社の存在意義を問い直し、未来を再定義する機会としたい。まずは、2月に発表する新しい中期経営計画。6期連続の営業増益の勢いをそのままに、力強く、勇気をもって挑んでいく。
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