年頭所感

【2016年 年頭所感】 日立システムズ

2016/01/07 20:40

週刊BCN 2016年01月04日vol.1610掲載

高橋直也 社長
 国内外での合併や買収を進めていることもあり、2016年のキーワードは「共に創る」としたい。顧客やビジネスパートナーと共にビジネスを創出。海外のすぐれたテクノロジーを日本を含むグローバルに応用したり、日本で培ったノウハウや技術を海外に展開する取り組みを加速させる。

 直近では、イタリアとカナダの会社が当社グループに加わったことで、海外主要約20都市に拠点を拡大できた。イタリアではIT事業会社のグループ化によって、同国法人の人員を300人規模に増やしている。また、カナダのアバブセキュリティはSOC(セキュリティ運用センター)の技術に長けており、グローバル規模で横展開していく。

 既存の合弁事業であるマレーシアの有力企業サンウェイグループとの合弁会社、日立サンウェイインフォメーションシステムズの事業も好調だ。国内では東京電力などとの合弁会社の日立システムズパワーサービスが挙げられるが、電力小売の全面自由化に伴い、新電力向けのシステム構築ビジネスがピークに差しかかっている。

 国内では、官公庁や自治体、社会インフラ関連をはじめ、当社が強みとする領域でも商談が活発化している。期待できる年となりそうだ。

 今年度(16年3月期)は、3か年中期経営計画の最終年度で、期初目標で掲げた連結売上高5000億円、海外売上比率10%に肉薄し、あわよくば超えていきたい。
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外部リンク

日立システムズ=http://www.hitachi-systems.com/