年頭所感

【2015年 年頭所感】 応研

2015/01/22 20:40

週刊BCN 2015年01月19日vol.1563掲載

原田明治 社長
 順調に滑り出した中堅・大企業向けERP「大臣エンタープライズ」の案件刈り取りが2015年の大きなテーマになる。2013年7月に発売し、2014年は市場への種まきに注力してきた。じわじわと案件を拡大し、芽が出てきた段階。5~10年のスパンで主力製品に育てていこうと考えている戦略製品なので、しっかりと成長への第一歩を踏み出したい。

 訴求対象も、従来の主力である「大臣NXシリーズ」とは異なるので、パートナー網の拡充に積極的に取り組んでいる。個別のカスタマイズが容易で、スクラッチ開発などに比べて開発工数を大幅に削減できるため、納期も短縮できる。このイノベーションは、SIerを中心に支持を拡大している。実際に納期が半分から3分の1になったという声も寄せていただいていて、新しい顧客基盤も着実に広がってきている。一度取り扱っていただいたSIerには、大臣エンタープライズのファンになってもらうことが多い。パートナーへの教育制度も充実させており、引き続き、エコシステムの構築を重要テーマとして取り組んでいく。

 また、大臣NXシリーズのクラウド化にも、ついに着手する。まずは、福祉法人向けの会計システム「福祉大臣」から製品を投入していく方針だ。複数の施設・事業所を経営する社会福祉法人が増えているため、クラウドで一元的に管理をしたいというニーズが年々大きくなっている。また、クラウド商材は新規顧客開拓のためのドアノックツールにもなるので、期待は大きい。
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外部リンク

応研=http://www.ohken.co.jp/