年頭所感
【2015年 年頭所感】 日立ソリューションズ
2015/01/22 20:40
週刊BCN 2015年01月19日vol.1563掲載
社会インフラや金融、公共は、日立製作所本体と一体となって取り組むプロジェクトが増えていることから、むしろ本体に移管したほうが合理的だと判断した。一方で、民需分野はスピード感ある対応が求められていることから、もともと機敏な動きを強みとする日立ソリューションズが担当する。こうしたことから、2015年のキーワードは「しなやかに」とした。スピード感があり、スマートで、柔軟性に富むシステムが、民需分野の顧客に求められているからだ。
直近では、当社が独自に開発したファンビジネス向けのCRM(顧客管理)を活用したシステム構築が印象に残っている。ある野球チームの集客力を高めるためオムニチャネルやO2Oなどの手法をクラウド方式で提供。カスタマプロファイリングによって「見込み客」を「ファン」に育成するというものだ。顧客とともに試行錯誤を繰り返しながらファンを増やしていくプロセスは、まさに「しなやか」さを象徴するものだった。何が正しいのかが明確ではないなかで、アジャイル的な手法で顧客とともに回答を導き出していった。こうしたしなやかさを伸ばすことが、今後の成長につながっていく。
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