年頭所感

【2015年 年頭所感】 エス・アンド・アイ

2015/01/15 20:40

週刊BCN 2015年01月12日vol.1562掲載

藤本司郎 社長
 IBMのハードウェアの販売・構築に強い当社だが、2014年は、日本IBMのx86サーバーの事業部隊がレノボ・エンタープライズ・ソリューションズに移行した影響で、サーバービジネスが落ち込んだ。これまでは、日本IBMの直販営業担当が案件を発掘してくれて、当社は商談のクロージングを行うスキームができていたが、移行によって、案件の紹介がなくなった。そのため、営業リソースが限られている当社は、サーバービジネスで苦戦しているのが正直なところだ。

 そんな情勢下にあって、2014年後半に、日本IBMがうたう「CAMSS(クラウド・アナリティクス・モバイル・ソーシャル・セキュリティ)」の本格展開に乗り出した。2014年12月、日本IBMが提供するパブリッククラウド「IBM SoftLayer」向けの運用サービスを投入した。IBM SoftLayerの主な基盤を成すのがx86サーバーなので、当社エンジニアのスキルが生きてくる。とはいえ、CAMSSを軸にして事業を伸ばすためには、社員が自分の「変革」に取り組まなければならないと捉えている。自分はどうなりたいか──。このほど、全社員を対象に面接の場を設けて、各自の意思を確かめながら、それぞれ目指していく姿を明確に定めた。

 サーバービジネスとは対照的に、スマートフォンの内線化ができる「uniConnect」など独自サービスの販売が好調で、2014年は、全体的に2ケタの成長を遂げた。2015年は、CAMSSを掲げて、明るい変革に、今度こそ本気を出して挑む。
  • 1

外部リンク

エス・アンド・アイ=http://sandi.jp/