年頭所感
【2015年 年頭所感】 SRAホールディングス
2015/01/15 20:40
週刊BCN 2015年01月12日vol.1562掲載
日本のIT産業のほとんどは、労働集約型のシステム開発で占められている。しかし、これでは利益率を飛躍的に高めることは難しい。自社でIPを保有しているプロダクトであれば、利益を一気に増やすことができる可能性が高まる。さらにいえば、自社開発の製品だけにこだわるのではなく、魅力的な製品をもつITベンダーとM&Aなどの施策で協業関係を築いて、その製品を自社内に取り込んでいきたい。それを国内だけでなく、海外市場にも販売する。
こうした新たなビジネスは、リスクを伴うこともあるので、社員や株主などのステークホルダーが難色を示すかもしれない。とはいえ、将来を考えれば、避けて通れないことだ。失敗しないためのリスクヘッジは適切に手を打ちながらも、思い切って挑戦する姿勢をもち続ける。
SRAホールディングスの母体で主力事業会社のSRAは、2017年で設立50周年を迎える。このときまでには、自社IPビジネスと海外事業が当社を支える柱になっているように、積極果敢にチャレンジする。
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